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週末の女子ゴルフで撮られた1枚の名場面 涙の藤田さいきを「讃える姿は美しかった」

20日まで行われた女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディス(愛媛・エリエールGC松山)は、通算21アンダーで回った36歳の藤田さいき(チェリーゴルフ)が逆転優勝。1988年のツアー制施行後では史上2番目のブランクとなる11年35日ぶりのツアー通算6勝目は、鈴木愛(セールスフォース)との熾烈なデッドヒートの末に生まれた。その中で1枚の印象的な写真を日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公式インスタグラムが紹介し、反響が広がっている。

大王製紙エリエールレディスで11年ぶりの優勝を決めた藤田さいき【写真:Getty Images】
大王製紙エリエールレディスで11年ぶりの優勝を決めた藤田さいき【写真:Getty Images】

デッドヒートの末に敗れた鈴木愛に「素晴らしい戦いでした」の声

 20日まで行われた女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディス(愛媛・エリエールGC松山)は、通算21アンダーで回った36歳の藤田さいき(チェリーゴルフ)が逆転優勝。1988年のツアー制施行後では史上2番目のブランクとなる11年35日ぶりのツアー通算6勝目は、鈴木愛(セールスフォース)との熾烈なデッドヒートの末に生まれた。その中で1枚の印象的な写真を日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公式インスタグラムが紹介し、反響が広がっている。

 秋の松山で激闘を繰り広げた実力者2人のリスペクトが伝わる1枚だった。

 最終日。単独首位で出た2017、19年賞金女王の鈴木は、同組の藤田と伸ばし合う展開に。サンデーバックナインまで熾烈なデッドヒートとなったが、最後は競り負け、1年4か月ぶりのツアー通算18勝目はならなかった。しかし、最終18番を終えると、心からの祝福を示すように涙を流す藤田をハグした。

 ラウンド後には、鈴木も涙を流したほど悔しがったが、「2人が落として優勝争いするのは嫌なので、2人ともしっかり伸ばすゴルフする中で優勝争いができた。自分も良いプレーしましたが、さいきさんがもっと良いプレーをしたのでしょうがないかなと思います」と潔く藤田を称えた。

 そんなスポーツマンシップが伝わる写真をJLPGA公式インスタグラムが紹介。こんなメッセージを記した。

「今季初優勝、そしてJLPGAツアー通算18勝目を狙い、単独首位から出た鈴木愛。最終18番まで勝負の行方が分からない大接戦を演じましたが、惜しくもあと1歩及ばず単独2位。今大会を最後まで盛り上げてくれました」

 すると、ファンからは「藤田さんを讃えている姿は美しかったです」との声が寄せられたほか、「強い愛ちゃんが戻りました~」「こんなグッドルーザー鈴木愛は見た事ない」「素晴らしい戦いでした」「ラストシーン。本当に、やりきった喜びが伝わりました」などの反響もあった。

 優勝には届かなかったものの、復調を感じさせたのも事実。鈴木は次週の今季のツアー最終戦で完全復活の優勝を目指す。

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