世界屈指のMFながら、今大会は不調のクロース

　ヤフースポーツはクロースが世界屈指のMFだとし、ドイツが大会連覇の候補となった一因だと紹介。「しかし、彼は突如おかしくなってしまった」と今大会での不調に触れている。

【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し　運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って？（W-ANS ACADEMYへ）

「だが彼は魔法の右足でそれら全てを払拭してみせた。窮地からドイツを救い、決勝トーナメント進出の可能性を手繰り寄せた」

　記事では、素晴らしいFK弾をこう称賛。一方で、2試合通じてクロースはドイツの素晴らしさと危うさの両方を象徴していると表現している。

　もちろん、ドイツが精彩を欠いている原因はクロースだけではない。ヤフースポーツはレーブ監督の采配も冴えを見せていないと指摘。スウェーデン戦で選手を入れ替えたものの、起爆剤にはならず、名将と形容されてきた真価を発揮しなければならない、と疑問を呈している。

　薄氷の勝利で、決勝トーナメント進出には大きく前進したドイツ。最終戦の相手は後のない韓国で、戦前の予想ではドイツの有利は間違いないが、何が起こるかわからないのも事実。優勝候補が“らしさ”を取り戻し決勝Tに残れるのか、注目が集まっている。