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井上尚弥との4団体統一戦をWBO新王者バトラー歓迎「井上―ドネア戦の勝者が求めるなら」

ボクシングのWBOからバンタム級世界王座を剥奪されたジョンリエル・カシメロ(フィリピン)。これにより暫定王座から正規王座に昇格したポール・バトラー(英国)は、6月7日にさいたまスーパーアリーナで行われるWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)とノニト・ドネア(フィリピン)の勝者と4団体統一戦に挑む意向を示した。米格闘専門メディア「ファイトスポーツ」が報じた。

WBAスーパー&IBF王者の井上尚弥【写真:編集部】
WBAスーパー&IBF王者の井上尚弥【写真:編集部】

カシメロ剥奪でWBO王者となったバトラー、井上尚弥―ドネアの勝者と対戦の意向

 ボクシングのWBOからバンタム級世界王座を剥奪されたジョンリエル・カシメロ(フィリピン)。これにより暫定王座から正規王座に昇格したポール・バトラー(英国)は、6月7日にさいたまスーパーアリーナで行われるWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥(大橋)とノニト・ドネア(フィリピン)の勝者と4団体統一戦に挑む意向を示した。米格闘専門メディア「ファイトスポーツ」が報じた。

 4月22日に英リバプールでカシメロへの世界挑戦を予定していたバトラーは、カシメロが英ボクシング管理委員会(BBBoC)の規定違反により試合は中止に。代替開催された暫定王座決定戦で、バトラーが同級4位ジョナス・スルタン(フィリピン)に判定勝ち。カシメロの王座剥奪に伴い、バトラーが正規王者に昇格していた。

 記事では「バトラーは将来チャンスが与えられるなら、ナオヤ・イノウエとノニト・ドネアの勝者との戦いを望んでいる」と報じた。

 新王者は「あの試合(井上―ドネア戦)の勝者が階級を統一しようと求めるなら、それは自分の進む道だ。彼らが願わないのなら、9月か10月に防衛戦をしなければいけない」と語り、3団体統一戦の勝者との対戦を歓迎したという。

 そして、モンスターに対しては「彼ら(井上陣営)はこの階級を統一したいと思うだろう。イノウエは昇級に対する野望があることを知っているが、その前にバンタム統一を願うと確信している」と待ち望んだ。

 バトラーには、2人と同じ舞台で戦った経験がある。

「彼らには会ったことはない。同じカードで戦ったことはある。イノウエがロドリゲスと戦い、ドネアがバーネットと対戦した時だ。でも、彼らがいずれレジェンドの座にたどり着くとしても、記念写真をお願いするようなタイプでは僕はない。どちらかとリングで拳を交えることができれば、名誉なんだよ」

 井上優勝で幕を閉じたワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級、グラスゴーで2019年に行われた準決勝でドネア、井上それぞれの試合でも前座で戦っていたバトラー。階級を牽引する井上とドネアに英国紳士らしく敬意を払っていた。

(THE ANSWER編集部)


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