「あの伝説の試合と同じサイタマで…」 井上尚弥―ドネア再戦決定に本場米メディア期待
30日に発表されたボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)とWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)の3団体王座統一戦(6月7日、さいたまスーパーアリーナ)。19年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝以来の再戦に本場米メディアも注目している。
6月7日にWBSS決勝と同じさいたまスーパーアリーナで激突
30日に発表されたボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)とWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)の3団体王座統一戦(6月7日、さいたまスーパーアリーナ)。19年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝以来の再戦に本場米メディアも注目している。
米スポーツ専門局「ESPN」は「この試合は2019年のWBSS決勝と同じ会場で行われるが、そのときの猛々しさと荒々しさを考慮すれば、素晴らしいものになるだろう」と期待。「ドネアは39歳で、いまだエリートレベルにいることは不思議なことである」とフィリピンのレジェンドに敬意を示した一方で「イノウエとドネアの対戦の賞金はさらに高く設定される。お互いがタイトルを保持し、ESPNのランキングでも上位にいる2人の戦いになるのだ」と伝えている。
また、米専門誌「ザ・リング」は「この統一戦はあの伝説の試合、2019年の年間最高試合に選ばれた地、日本のサイタマで行われる」「イノウエは眼窩骨骨折に見舞われながらも、第1戦を勝利している」と紹介。「ドラマ・イン・サイタマ」と呼ばれた名勝負を振り返り、再戦実現を報じていた。
12ラウンドを戦い抜いた死闘から2年半。30日に会見に出席した井上は「再戦が決まった時、前回決勝を鮮明に思い出しました。昨日のように思い出せる。次は13ラウンド目だと覚悟しています」と息巻いていた。ついに実現した「井上―ドネア第2章」に、早くも海の向こうからも期待が膨らんでいる。
(THE ANSWER編集部)