錦織は「世界最高の選手の1人」

　好調を維持して迎えた今季最終戦。それでも大会前には海外メディアに「いったんコートに入れば、ランキングのことは考えない」と謙虚な姿勢で語っており、この日も「彼（錦織）は最高のシーズンになったと思う。世界最高の選手の1人なんだ。彼はここ数か月で特に素晴らしいプレーをしているんだ」と敬意を表したという。

　年間獲得ポイント上位8選手が出場している今大会は4人ずつ2組に分かれて総当たり戦を実施。上位2選手ずつが決勝トーナメントに進出できる。1次リーグA組はマレー、ワウリンカ、錦織、チリッチと厳しい組になり、マレー自身も「困難なグループ」と語っていた。

　16日に勝つのは果たしてどちらか――。勝負の行方が注目される。

【了】

ジ・アンサー編集部●文　text by The Answer

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images