宇野昌磨は「愛すべき日本人」 伊メディア大会総括で「魂の270秒」に脚光
フィギュアスケートの世界選手権(ミラノ)はシーズンの締めくくりにふさわしい華やかな戦いが繰り広げられ、男子はネイサン・チェン(米国)、女子はケイトリン・オズモンド(カナダ)がともに初優勝を飾った。開催国イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デロ・スポルト」は大会を総括。右足の痛みと戦いながら2年連続銀メダルを獲得した宇野昌磨(トヨタ自動車)について「愛すべき日本人」と紹介し、「(銀メダルは)彼にとって安堵と救済になった」と評している。
世界選手権、右足痛に耐えた宇野は「彼にとって安堵と救済になった」
フィギュアスケートの世界選手権(ミラノ)はシーズンの締めくくりにふさわしい華やかな戦いが繰り広げられ、男子はネイサン・チェン(米国)、女子はケイトリン・オズモンド(カナダ)がともに初優勝を飾った。開催国イタリアのスポーツ紙「コリエレ・デロ・スポルト」は大会を総括。右足の痛みと戦いながら2年連続銀メダルを獲得した宇野昌磨(トヨタ自動車)について「愛すべき日本人」と紹介し、「(銀メダルは)彼にとって安堵と救済になった」と評している。
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シーズンのフィナーレとなった世界選手権が終わった。前回覇者の羽生結弦(ANA)、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)ら実力選手に欠場者が出たが、2月の平昌五輪を沸かせたトップ選手たちが今季の集大成の演技を見せ、ミラノを沸かせた。地元イタリアのコリエレ紙は大会を総括している。
なかでも、ファンの熱視線を集めた男子について「圧倒的な演技を見せた米国代表、ネイサン・チェンは質の良い6本の4回転ジャンプを成功させ、銀河点の321.40点を記録し、優勝した」と世界歴代2位となるスコアで2位に史上最大の47点差をつけたチェンの圧勝を称賛している。
日本勢で光ったのは宇野だった。大会直前に右足を痛めた平昌五輪銀メダリストは、フリーで転倒が相次ぎながら果敢に挑み続け、「魂の270秒」を演じた。記事では「銀メダルはショウマ・ウノが平昌オリンピックに引き続き、獲得した」と紹介している。