MVP候補6人を指標「WAR」で比較

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は8日（日本時間9日）、ア・リーグMVPの最終候補3人に名を連ねた。米データ会社はナ・リーグMVP候補も加えた6選手を指標を用いて比較。背番号17の異次元ぶりが一目で分かる点グラフに米ファンからは「大爆笑」「凄い」などの驚きの声が上がっている。

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　場違いなところに赤い点が打たれている。米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」公式ツイッターは8日、MVP候補に挙がった両リーグ6人の成績をセイバーメトリクスの指標「WAR」で“見える化”した。縦軸に米データサイト「ファングラフス」が、横軸に同「ベースボール・リファレンス」が算出した数値で表したグラフとなっている。

　ブラディミール・ゲレーロJr.、マーカス・セミエン（ともにブルージェイズ）や大谷と今季球宴の本塁打競争で対戦したフアン・ソト（ナショナルズ）らを表した点がグラフ左下でせめぎ合っている。しかし二刀流スターの点が見つからない……。目を右上にやると、背番号17の赤い点がぶっちぎりの位置に打たれていた。

　この異次元ぶりが一目で分かる点グラフに米ファンからは「大爆笑」「凄い」「スタッツはそれを物語っている」などの反響が寄せられた他、「オオタニサーンの稀有な存在感」「ぼっち」「大谷選手の飛びぬけ感が際立ちマス」などの日本人の驚きのコメントも見られた。

　MVPは18日（日本時間19日）に発表。受賞すれば日本人では2001年のイチロー氏以来20年ぶりの快挙となる。しかし、このグラフを見せられるとすでに“勝負あり”かもしれない。