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長洲未来が流した、“歓喜”と“落胆”2つの涙の理由は? 「揺れ動く1週間でした」

銀メダル獲得での歓喜の涙が、悲しみの涙に… それでも長洲は前を向いた

 このバッシングで、銅メダル獲得に貢献した歓喜の涙は、悲しみの涙に変わってしまった。

「私の言ったことについて、本当に恐ろしい気持ちでいます。私がチームメートを陥れていると、みんなが考えていると思うと心が痛みました。そんなつもりは本当になかったのです。オリンピックに出場することが私の夢でした。長い間の夢でした。オリンピックは自分をスーパーヒーローのような感覚にさせてくれました。その日に土壇場の勝利を掴むスーパーヒーローに。団体戦の時には“全員がスーパーヒーローだ”と言っていたのです」

 16歳だったバンクーバー五輪以来、8年ぶりの夢舞台。思いもよらぬ形で批判を集めてしまった「救った」という発言を何よりも後悔し、チームメートにも謝罪したという。

「みんな自分の役割を果たした。自分は1人でチームを救ったというつもりではなかった。私たちはみんなヒーローでした。私は(報じられたコメントについて)謝罪しました。特にチームメートに対して」

 傷ついたヒロインだが、平昌の舞台で見せたパフォーマンスに対する誇りを失ってはいないという。

「私がどれだけのことをできるのか、みんなわかってくれたと思う。練習に数多くの時間と努力を注ぎ込んでいた。自分のハードワークを否定するようなことは、してあげたくない。だから、自分も幸せでなければいけない。10位という結果に対しても、もっと誇りに思わなければいけない。もっと良い成績の方が良かったとしても」

 メダルの歓喜によるものと、自らの発言を発端とした落胆――。2つの涙を乗り越えた長洲は必死に前を向いた。

(THE ANSWER編集部)


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