羽生結弦と同い年 田中刑事、意地の4回転! 合計244.83点 初五輪最後に完全燃焼
平昌五輪は17日、フィギュアスケート男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)20位の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)が164.78点をマークし、合計244.83点。初出場の五輪で最後に4回転を決め、完全燃焼した。
フィギュアスケート男子フリー
平昌五輪は17日、フィギュアスケート男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)20位の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)が164.78点をマークし、合計244.83点。初出場の五輪で最後に4回転を決め、完全燃焼した。
第1組の5番目で登場した田中。冒頭の4回転サルコーを決め、今大会初めて4回転を着氷させた。続く4回転は転倒したが、中盤は客席ら手拍子が沸き起こり、軽やかなステップを見せた。後半は4回転トーループにバランスを崩しながらもなんとか堪え、最後は3連続ジャンプも決めた。
初出場の五輪だった。今季はグランプリ(GP)シリーズNHK杯で初めて3位に入り、全日本選手権では2位と躍進。羽生結弦、宇野昌磨に続き、代表3枠目を射止めた。涙をのんだ村上大介、無良崇人らの思いも背負い、夢舞台に立った。
同い年の羽生が欠場した団体戦フリーに登場したが、ミスが相次いだ。前日の個人戦SPも20位と出遅れた。しかし、最後の最後に意地を見せ、日の丸が揺れる客席から惜しみない拍手が降り注ぎ、田中の表情にはやり切った表情が浮かんだ。
(THE ANSWER編集部)