“美しき親日家”コストナー、31歳が五輪で過ごした「本当に美しい一日」
平昌五輪のフィギュアスケート団体はカナダの優勝で幕を閉じたが、華やかなチーム戦で脚光を浴びた一人が、イタリアのカロリーナ・コストナーだ。31歳はショートプログラム(SP)、フリーともに演じ、4位に貢献した。メダルこそ逃したが、親日家でも知られる31歳の4度目の五輪をイタリアメディアも特集。団体戦について「本当に美しい一日だったわ」と語ったと伝えている。
4度目の五輪、女子唯一SP&FS出場で4位に貢献…団体戦に感激「いつだって嬉しくなる」
平昌五輪のフィギュアスケート団体はカナダの優勝で幕を閉じたが、華やかなチーム戦で脚光を浴びた一人が、イタリアのカロリーナ・コストナーだ。31歳はショートプログラム(SP)、フリーともに演じ、4位に貢献した。メダルこそ逃したが、親日家でも知られる31歳の4度目の五輪をイタリアメディアも特集。団体戦について「本当に美しい一日だったわ」と語ったと伝えている。
31歳となっても、コストナーの情熱は衰えることがなかった。SPで75.10点の高得点をマークし、カナダのケイトリン・オズモンド、日本の宮原知子らを抑えて2位。チームのフリー進出に大きく貢献した。さらに、他4か国がメンバーを替えて挑んだフリーも演じ、134.00点をマーク。4位となったが、美しいスケーティングは多くのファンの心を打った。
チームとしても総合4位。イタリアメディア「OAスポーツ」は「イタリアは団体戦でのメダル獲得に失敗した。不運なことに、明暗を分けたのはコストナーのフリーだった。ミスが決して大きくなくないものだったが、OARはもちろんのこと、アメリカも見事な演技を披露し、相対的に状況は難しくなった」と展開を振り返りながら、本人のコメントを紹介している。
「私はワンダー・ウーマンじゃない。人間よ。ミスをしてしまうこともある」とベテランらしく振り返ったコストナー。「調子が良い悪いに関係なく、小さいミスの2つくらいは出してしまう。完璧なのは、ほんの1、2人の領域」とも語ったという。しかし、個人の出来、不出来よりも持てるすべてを出し切った戦いには、感慨深いものがあったようだ。