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五輪の魔物? 宇野堂々も…チェンらミス続出 米メディア驚き「予測不可能な団体戦」

平昌五輪は9日、フィギュアスケート団体予選が行われ、第1種目の男子ショートプログラム(SP)で五輪デビューとなった宇野昌磨(トヨタ自動車)が登場。103.25点をマークし、首位発進を決めた。しかし、同じく初出場で今季無敗のGPファイナル覇者ネイサン・チェン(米国)、ミハイル・コリヤダ(OAR)にミスが相次ぐなど、波乱の幕開けとなった。

首位発進の宇野昌磨【写真:Getty Images】
首位発進の宇野昌磨【写真:Getty Images】

初出場チェン、コリヤダら転倒、まさかの展開に「とてつもなくぬかるみ、予測不可能」

 平昌五輪は9日、フィギュアスケート団体予選が行われ、第1種目の男子ショートプログラム(SP)で五輪デビューとなった宇野昌磨(トヨタ自動車)が登場。103.25点をマークし、首位発進を決めた。しかし、同じく初出場で今季無敗のGPファイナル覇者ネイサン・チェン(米国)、ミハイル・コリヤダ(OAR)にミスが相次ぐなど、波乱の幕開けとなった。

 これが、五輪の魔物か――。リンク上で驚きの光景が繰り広げられた。男子シングルで金メダル候補に挙がる米国のチェンは4回転トーループが抜け、2回転となり、3回転半では転倒するなど、ミスが続出。今季はGPシリーズ戦、ファイナルを含め、全勝だった18歳は五輪デビュー戦で80.61点で4位に沈んだ。

 今季、GPシリーズで初優勝し、ファイナルで3位に食い込んだコリヤダも転倒。74.36点で、10か国で8位発進とまさかの展開になった。ソチ五輪銀メダリストのベテラン、パトリック・チャン(カナダ)もミスが出て81.66点と得点を伸ばせず3位。フィギュアスケートのオープニングゲームは、まさに波乱となった。

 米スケート専門メディア「icenetwork」は「とてつもなくぬかるみ、予測不可能な団体戦の男子SPはショウマ・ウノの首位で終えた」と公式ツイッターで驚きをもって速報。そんな中でもチェン、コリヤダと同じ五輪デビュー戦ながら唯一の100点超えをマークした宇野の勝負強さは、際立っていた。

 10か国が出場するフィギュアスケート団体は男女シングル、ペア、アイスダンスの各4種目で順位ごとに与えられる得点を争い、上位5か国が決勝に進出する。日本にとっては堂々たる宇野の演技により、幸先のいいスタートとなった。

(THE ANSWER編集部)


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