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東京五輪切符争い前哨戦 山縣亮太が29日織田記念へ「また復活してきたと思わせたい」

東京五輪まで3か月を切った中、陸上・織田記念国際が29日にエディオンスタジアム広島で行われる。28日は一部選手が会見。男子100メートルに出場する山縣亮太(セイコー)が意気込みを語った。

山縣亮太【写真:Getty Images】
山縣亮太【写真:Getty Images】

29日織田記念国際

 東京五輪まで3か月を切った中、陸上・織田記念国際が29日にエディオンスタジアム広島で行われる。28日は一部選手が会見。男子100メートルに出場する山縣亮太(セイコー)が意気込みを語った。


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 日本記録保持者サニブラウン・ハキーム、リオ五輪代表のケンブリッジ飛鳥(ナイキ)は不在だが、桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)、多田修平(住友電工)と激突する。五輪切符3枠を争う6月の日本選手権(大阪)の前哨戦にも位置づけられる大会。自己ベスト10秒00の山縣は、地元・広島の大会に向けて言葉に力を込めた。

「久しぶりの広島。オリンピックを懸けた大きいレースになる。ワクワクしているのと、いろんな気持ちがあります。鹿児島と宮崎で走って違った課題が見つかって、自分の課題と向き合ってやってきた。自分の目指すレースができればいい記録、いい順位がついてくると思う」

 2019年6月の日本選手権は直前に肺気胸を発症し、出場を取りやめた。秋の世界陸上に出られず、同11月には右足首靱帯も負傷した。保存療法を選択し、冬にはトータル約5か月の米国合宿も敢行。20年も右膝蓋腱炎に苦しみ、10月の日本選手権は出られなかった。近年は苦しんでいるが、今年は2月に10秒39(室内)、3月には雨と寒さの中で10秒36(向かい風0.1メートル)をマークしている。

「とにかくスピードを出し切ること。それが自分の爆発力になると思う。しっかりと取り組んできたつもりです。怪我で落ちた分、冬はバランスを保ちながら必要なパワーを取り戻して、パワーとバランスを考えてやってきました。60メートルをスターティングブロックをつけてダッシュする。自分の60メートルの中身を変えてきましたし、自分の120%出すトレーニングをしてきた。しばらく調子がいい姿をお見せできていない。この試合をきっかけにまた復活してきたなと思ってもらいたい」

 5月9日の五輪テストイベント「READY STEADY TOKYO(国立競技場)」にはエントリーしていない。29日は雨予報だが「雨で一番気をつけないといけないのは体温と集中力を奪われること。その辺りをしっかりイメージして、体温も集中力も保って試合に臨めるように頑張りたい」と説明。桐生、小池に続く東京五輪の参加標準記録10秒05の突破を目指す中、「一日でも早くオリンピックの参加標準を切りたい。とにかく全力を尽くして記録を切れるようにしたい」と活躍を誓った。

(THE ANSWER編集部)




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