ダルビッシュ、空振り率1位の直球は「浮き上がってくる」 好調の要因をMLBが分析
米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手は9日(日本時間10日)、レッズ戦に登板して6回2安打3失点も、今季2敗目(7勝)を喫した。今季の連勝は7で止まったが、8戦連続クオリティスタート(QS)を達成。好投が続いている要因を、MLB公式が分析。今季のフォーシームの空振り率が先発でNo.1であることに触れ、「打者の目には球が浮き上がってくるように映っている」などと評価している。
先発ではフォーシームの空振り率が44.7%で1位
米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手は9日(日本時間10日)、レッズ戦に登板して6回2安打3失点も、今季2敗目(7勝)を喫した。今季の連勝は7で止まったが、8戦連続クオリティスタート(QS)を達成。好投が続いている要因を、MLB公式が分析。今季のフォーシームの空振り率が先発でNo.1であることに触れ、「打者の目には球が浮き上がってくるように映っている」などと評価している。
レッズ戦では初回、2四球で2死一、二塁とされると、5番ムスタカスに4号3ランを被弾。早々に失点したが、その後は6回まで無失点。左打者の外角にキレ良く逃げる96マイル(約154キロ)の球などを駆使し、9つの三振を奪うなど圧倒的な投球を見せつけた。
今季ここまでリーグ1位タイの7勝、同1位の72奪三振、同3位の防御率1.77をマークするなどサイ・ヤング賞の有力候補とされるダルビッシュ。MLB公式は右腕の直球に着目し、「ダルビッシュの新速球は打者にとってバッドニュース」との見出しで分析記事を掲載している。
記事によると、今季のダルビッシュはフォーシームでの空振り率が44.7%。これは2季連続サイ・ヤング賞のデグロム(メッツ、39.2%)らを上回り、MLBの先発投手でNo.1の数字だ。また、2ストライクからのフォーシームでの空振り率32.5%も1位。ちなみに3位にはツインズの前田健太(31.8%)が入っている。