渋野日向子、海外で戦う本当の理由 国内2か月欠場の背景「人のためにゴルフを…」
全英Vで感じた影響力、今後も「やっぱり皆さんに喜んでもらいたい」
「今は自分が何のためにゴルフをしているかと考えると、自分のためじゃなくて人のため。自分がいろんなことを達成することによって、どんな影響を与えるのかというのを考えたり、(さらなるメジャー制覇は)どういう世界なんだろうと考えると、そこに立ってみたいなっていう思いが凄く強くなる。全英女子オープンで勝ったことで、凄い影響をいろんな人に与えられたかなという思いがわかった」
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わずか1週間で取り巻く環境が劇的に変わった。女子ゴルフ人気を沸騰させ、駄菓子やウェアも売り切れ。「スマイリング・シンデレラ」は流行語にもノミネートされた。影響力を知ったことで、自身の“使命”のようなものを感じたのかもしれない。渋野が海外挑戦にこだわる理由。いつも通り率直な言葉で本心を伝えた。
「(海外メジャーを)あと4つ+オリンピックを達成するとなると、もっと違う世界が見えるんだろうなって。それを見てみたいなって思った。見てみたいし、いろんな人に影響を与えたいという思いが強いですし、今まで応援してくださっている方だったり、去年の全英に優勝してから応援してくださっている皆さんにもやっぱり喜んでもらいたい。いろんな人のために頑張りたいという思いがあります」
国内で活躍する姿を間近で見たかった人もいるかもしれない。でも、21歳が夢のために下した苦渋の決断を後押ししないわけにはいかない。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)