井上尚弥と必ず戦う 揺れるカシメロ次戦、陣営は“調整試合”拒否「グレアはNOだ!!」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は米ラスベガスでWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦に挑む予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となった。米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOは井上に代わるカシメロの次戦の相手に、前座で登場予定だったWBO同級1位ジョシュア・グレア(米国)を候補として挙げたが、カシメロ陣営は「モンスターかゼロか。グレアはNO」と否定している。
コロナ禍で開催時期が不透明、カシメロ陣営はWBO1位との試合を拒否する姿勢
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は米ラスベガスでWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦に挑む予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となった。米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOは井上に代わるカシメロの次戦の相手に、前座で登場予定だったWBO同級1位ジョシュア・グレア(米国)を候補として挙げたが、カシメロ陣営は「モンスターかゼロか。グレアはNO」と否定している。
注目の次戦はどうなるのか。米メディアは、米国で合宿を張っているカシメロがコロナ禍で不透明な3団体統一戦の代替試合を行う可能性をこれまでに報道。アラム氏は「(カシメロにとっての)可能な選択肢の一つとして、我々はジョシュア・グレアについて話し合っている。彼はジェイソン・モロニーと対戦予定だった。だから、カシメロと戦うことができる」と説明していた。
日本で調整する井上が今後も渡米できない場合、カシメロが米国で1試合挟む可能性を示唆。これを受けて、グレアのプロモーターを務めるリック・グレイザー氏は自身のツイッターで「グレアにとっては幸運だ。次戦、カシメロとの世界戦になりそうじゃないか。グレアにとっては高額報酬になるだろう」と見立てを明かした。
しかし、これに反応したのが「MPプロモーションズ」でカシメロのプロモーターを務めるショーン・ギボンズ氏だった。グレイザー氏のツイートのコメント欄に動画を投稿。家の中でミット打ちを行うカシメロの様子をバックに、ド派手なジャージ姿をしている。
動画内で「レディース・アンド・ジェントルマン、ようこそカシメロのトレーニングキャンプへ」と語るギボンズ氏は、アラム氏と井上側と協議したという。「2週間後ぐらいで状況が動き出した後、イノウエは米国に渡るためパスポートを手に取るだろう。モンスターがやってくる! 色々目にしたものを信じてはいけない。モンスターは来る!」と明かしている。
文面には「モンスターかゼロか!!、だ。グレアはNOだ!!」と記し、井上戦にこだわる姿勢を見せたギボンズ氏。井上が渡米できると確信している様子だった。
(THE ANSWER編集部)