アフリカ初の15歳以下世界ランク1位、2024年パリ五輪のメダル候補？

　世界の卓球界に超新星がいる。国際卓球連盟（ITTF）が公式サイトに記事を掲載し、13歳の女子選手ハナ・ゴウダ（エジプト）を特集。「ジュニア最高峰の舞台で旋風を巻き起こそうとしている」と注目している。

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　全日本選手権では、スーパー小学生の松島輝空（木下グループ）が活躍中。将来を期待される逸材だが、世界にも金の卵がいる。ITTFは「時代の転換：エジプトのハナ・ゴウダにエキサイティングな時間がやってくる」と特集。13歳の天才少女に注目した。

「時の流れは早い。世界中で新年を祝ったのがまるで昨日のことのようだ。新年が訪れ、私たちは先の10年に別れを告げ、新たな10年を歩み始めた。その中にあって、アフリカ大陸の卓球界はエジプトのハナ・ゴウダの存在と共にエキサイティングな時間を迎えようとしている。彼女は偉業を成し遂げるかもしれない」

　カデットの部ながらITTF主催のエジプト国内の大会、アフリカ全土の大会の女子シングルスを制覇。「2019 ITTF ポルトガルジュニア・カデットオープン」の女子ジュニアとカデット女子シングルス・ゴールドでも勝利した。「2019ワールドカデットチャレンジ大会」でも準決勝に進出。アジアほど卓球が盛んではないアフリカだが、エジプトで生まれた新星が世代別の世界大会でも実績を残してきた。ITTFはこうつづっている。

「獲得したタイトルだけを見ても、2019年のゴウダに及ぶアフリカ人選手はいない。この若手のエジプト人選手は4つの金メダルを獲得、注目に値する勝利を収めてきた」

　15歳以下では堂々の世界ランク1位だ。特集では「アフリカ人選手としては初の快挙となった」と“世界一”の活躍を称賛。18歳以下のジュニアのランキングでも153位上昇して世界23位に。「圧巻の成績を今後も残そうとしているが、彼女の目はすでにシニアの舞台での成功に向けられている」と述べている。

　ゴウダは2022年ユース五輪、24年のパリ大会がターゲット。15歳以下の世界ランクでは、11歳の張本美和が2位にいる。エジプトの逸材が、将来的に日本の壁になるかもしれない。