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選手も違いに「気づかない」代替肉 環境問題に配慮し、ラグビーチームで提供された食事

ラグビー・パナソニックワイルドナイツで提供されたハンバーグ

<1>より多くの植物性食品(野菜、全粒穀物)を摂る
<2>バラエティに富む食品を摂る
<3>食品廃棄物を減らす
<4>肉の摂取量を減らす(豆やナッツ類を摂る)
<5>MSC認証ラベル(持続可能な漁業によって獲られたサステナブルな水産物に対する認証)が付いているものや、フリーレンジ(放し飼い)のもの、またフェアトレードなど、信用できる食品を購入する。
<6>脂肪や食塩、砂糖の多い食べ物を控える

 特に<4>の肉の摂取量を減らすという流れは、食肉を多く食べる国を中心に大きなムーブメントとなっています。

 先日、私が栄養サポートをしている、ジャパンラグビー・リーグワンの埼玉パナソニックワイルドナイツでも、大豆ミートを使った食事を初めて選手に提供しました。

 以前から選手の栄養管理を担当する立場として、スポーツの現場でできるSDGsの取り組みについて思案するなか、まずは日々、食べているものから地球環境について考えるきっかけ作りができないか、と感じていました。

 そこで、選手たちがほぼ毎日、利用するクラブハウスの食堂で、実験的に大豆ミートのおかずを提供しませんか、とチームに提案。今回のトライアルに至りました。

 選手にとって食事はハードなトレーニングや練習後に待っている「楽しみ」です。美味しくなければガッカリしますし、食欲も落ちてしまいます。そこで、シェフの協力の元、栄養面だけでなく味にもこだわった大豆ミートのハンバーグを作っていただき、ランチタイムに提供しました。

 また、大豆ミートと聞くと「アスリートに出すにはたんぱく質量が少ないのでは?」と心配されますが、今回使用した大豆ミートハンバーグは、一般のひき肉を使ったハンバーグとほぼ同量のたんぱく質が摂れるもの。加えて肉よりも食物繊維が多く、血糖値の上昇を穏やかにするという利点もあります。特に今回はアスリート向けに、肉のハンバーグよりも脂質とカロリー量も抑えたものを使いました。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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