食欲が落ちたら味噌汁を飲む? 暑さに負けない「胃腸の夏バテ対策」5つのポイント
忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。
連載「働く人の食事術」―各地で梅雨明け、気を付けたい食事対策
忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。
いよいよ全国的に梅雨が明け、本格的な夏が到来。早くも各地で真夏日を記録している。このシーズン、夏バテを乗り切るために何を食べると、元気に過ごすことができるのか。橋本氏が「胃腸の夏バテ対策」の5つのポイントをお伝えする。
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長かった梅雨が明けて、これからは連日30度を超える真夏日が続きそうですね。「暑い時こそスタミナをつけなければ!」と、こってりした料理や肉中心のいわゆる“スタミナ食”を選びがち。しかし、そればかりでは、暑さや日差し、冷房などから受けるストレスで、疲れて弱った胃腸は疲弊する一方です。今回は「胃腸の夏バテ対策」の5つのポイントをお伝えします。
1.食欲が落ちたら味噌汁を飲む
必須アミノ酸やミネラルなど多くの栄養素を含む味噌。お味噌汁を飲むと、汗で失われる水分やミネラルを補えます。また、味噌汁に限らず、温かいスープは疲れた胃腸の働きをサポート。
2.コンビニ飯はタンパク質を追加
食欲がないとツルツルッと麺だけ食べて済ませたい気持ちになりますが、必ずタンパク質も添えること。例えばコンビニエンスストアで購入するそばやうどんには、温泉卵をトッピング。卵1個では少し足りないので、豆腐や冷しゃぶサラダなど、もう一品タンパク質のおかずを追加するとベターです。豚キムチ丼など元々、タンパク質と一緒になった丼ものにも、温泉卵1個つけるだけでOK。
3.脂っこいものは食べすぎに注意
夏のスタミナ食として定番のうなぎのかば焼き、焼き肉も良質なタンパク源。疲れた体に必要な栄養素も多く、スタミナアップにつながります。一方、脂っこいものは消化に時間がかかるので、暑さでバテバテの胃腸にとっては負担も大きいです。「たくさん食べれば元気になる」ということではないので、体と相談しながら食べる量を調整しましょう。