「飲み会翌日」の体調を変える方法 ラーメンを我慢し“体に優しいシメ”は何か
暑い季節を迎え、美味しくなるのがビール。ただ、加齢とともに肝機能の数値や翌日の体調が気になるもの。では、いったいどの量をどう飲めばいいのか。また、やめられない“〆の一品”にせめて体に優しい物はないのか。橋本氏がアドバイスする。
連載「働く人の食事術」―飲み会シーズンを健康的に乗り切るには?
忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。
暑い季節を迎え、美味しくなるのがビール。ただ、加齢とともに肝機能の数値や翌日の体調が気になるもの。では、いったいどの量をどう飲めばいいのか。また、やめられない“〆の一品”にせめて体に優しい物はないのか。橋本氏がアドバイスする。
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ビールの美味しい季節になりましたね。気の置けない仕事仲間や友人たちとの一杯が待っていると思うと、1日の仕事も平日のハードワークも乗り切れますよね。
さて、お酒は飲みたいけれど、健康面も気になる……というのがビジネスマンたちの悩みどころ。肝機能や内臓脂肪の数値は、加齢とともに無視できなくなっていると思います。1日も長く、健康的にお酒を楽しむコツは、毎回、少しだけ「飲み方・食べ方」に気を配ること。酒量は適量、は当然ですが、食べ方を変えると、翌日の酔い方や体調にも変化が見られるはずです。
体に負担のかからないお酒の適量ですが、個人や体調にもよりますが、健康を害さないための純アルコール摂取量は1日20g程度とされています。ビールに換算すると、中瓶500ml1本です(その他のお酒は最後にまとめました)。とはいえ、長い会になればこれだけで収めるのは難しい。そこで、「食べ方」が大事になるのです。
胃腸の負担を少しでも軽くし、必要以上にエネルギーを取らないことが、健康的な飲み方のお約束。それには、やはり「油抜き」が一番効果的です。何も難しいことはなく、唐揚げなどの揚げ物や炒め物など、高脂肪&ハイカロリーのおつまみを避けるだけでOK。この1点を気を付けると、胃もたれを防ぎ、摂取カロリーもダウンします。