「サバ缶」の何がそんなにいいの? 効果を最大限に生かす方法は“野菜添え”
売り切れても慌てなくていい、EPA&DHAを同じくらい摂れる“代用品”は?
さて、サバ缶が注目されたのは恐らく、煮たり、焼いたりの手間をかけず、EPAやDHAを手っ取り早く摂れるからでしょう。しかも、良質なタンパク質もしっかり摂れる。温めてご飯の上に乗せるだけで一品出来上がりです。
さらに、サバ缶パワーを最大限生かすには、野菜もちょっと添えるといい。例えば、サバ丼にしたらカイワレ大根や青ネギを散らす。チャーハンにするなら、キャベツや卵を加える。おかずならば、小松菜と炒めたり、もやしやおくらと合わせたりしてもいい。朝食ならばツナの代わりに、食パンにチーズとサバ缶でサバトーストにして、野菜ジュースを飲むのもよいでしょう。
ちなみに、EPA、DHAは、サバだけでなく、いわし、さんまなどの青魚にも、同じくらい含まれています。サバ缶が売り切れていても、「ない!」と慌てたり、ガッカリしたりせず、さんまの蒲焼やいわしの缶詰を買えばOKです。
ほかにも、マグロのトロやカマ(目の裏のゼリー状の部分)、鮭やうなぎ、筋子にも多く含まれます。居酒屋で刺身や煮つけを頼む時も、これらを意識するといいですよ。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)