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「サバ缶」の何がそんなにいいの? 効果を最大限に生かす方法は“野菜添え”

売り切れても慌てなくていい、EPA&DHAを同じくらい摂れる“代用品”は?

 さて、サバ缶が注目されたのは恐らく、煮たり、焼いたりの手間をかけず、EPAやDHAを手っ取り早く摂れるからでしょう。しかも、良質なタンパク質もしっかり摂れる。温めてご飯の上に乗せるだけで一品出来上がりです。

 さらに、サバ缶パワーを最大限生かすには、野菜もちょっと添えるといい。例えば、サバ丼にしたらカイワレ大根や青ネギを散らす。チャーハンにするなら、キャベツや卵を加える。おかずならば、小松菜と炒めたり、もやしやおくらと合わせたりしてもいい。朝食ならばツナの代わりに、食パンにチーズとサバ缶でサバトーストにして、野菜ジュースを飲むのもよいでしょう。

 ちなみに、EPA、DHAは、サバだけでなく、いわし、さんまなどの青魚にも、同じくらい含まれています。サバ缶が売り切れていても、「ない!」と慌てたり、ガッカリしたりせず、さんまの蒲焼やいわしの缶詰を買えばOKです。

 ほかにも、マグロのトロやカマ(目の裏のゼリー状の部分)、鮭やうなぎ、筋子にも多く含まれます。居酒屋で刺身や煮つけを頼む時も、これらを意識するといいですよ。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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