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真冬に戦うトップリーグ選手も実践 風邪&インフル防ぐ「冬のコンディション管理術」

Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が「THE ANSWER」でお届けする連載。通常は食や栄養に対して敏感な読者向けに、世界のスポーツ界の食や栄養のトレンドなど、第一線で活躍する橋本氏ならではの情報を発信する。今回はラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で栄養コンサルティングを手掛けた橋本氏が「トップリーグの選手も実践する、食事による冬場のコンディション管理術」についてお届けする。

トップリーグ選手も実践する冬場のコンディション管理術とは【写真:Getty Images】
トップリーグ選手も実践する冬場のコンディション管理術とは【写真:Getty Images】

公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏の連載「食事による冬のコンディション管理術」

 Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が「THE ANSWER」でお届けする連載。通常は食や栄養に対して敏感な読者向けに、世界のスポーツ界の食や栄養のトレンドなど、第一線で活躍する橋本氏ならではの情報を発信する。今回はラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で栄養コンサルティングを手掛けた橋本氏が「トップリーグの選手も実践する、食事による冬場のコンディション管理術」についてお届けする。

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 W杯の熱が冷めやらぬなか、シーズンインとなったラグビートップリーグ。シーズン頭は真冬なので、栄養アドバイスを務めるチームでも必ず、風邪やインフルエンザ対策を考えた食事のアドバイスが求められます。今回は、トップリーグの選手たちも実践する、食事による冬場のコンディション管理についてお話ししましょう。

 基本はどのスポーツも共通しています。

1.脱水に注意する
2.ビタミンA・C・E(エース)を積極的に摂る
3.発酵食品を積極的に摂る
4.体を芯から温める

 と以上、4つです。

 まずは脱水についてです。冬場は夏ほど汗をかかないように感じますが、運動中は季節を問わず、発汗により水分が失われています。むしろ、気温が低いと水分に対する意識が薄れるので注意が必要。「のどが渇く前の水分補給」は夏と同様に心掛けましょう。

 ただし、冷えた体に冷たいも飲み物を摂ると、中には調子を崩す人もいます。トップの選手たちも、胃腸の弱い人は常温の水やスポーツドリンクで水分を摂っていますし、特に寒い日は温かいはちみつ入り紅茶飲んでからグラウンドに出る選手もいます。

 また室内での水分補給も忘れずに。冬場の暖房のついた室内は乾燥しやすく、知らぬ間に体がカラカラに渇いています。鼻やのどの粘膜が乾燥しないようにすることも、風邪予防の一つ。競技によっては社員選手もいるので、彼らにも仕事中も水分補給を欠かさないよう、伝えています。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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