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メイウェザーとも「やりたいですね」 “最強”目指す堀口恭司が強敵を求める真意とは

RIZIN初代バンタム級王者・堀口恭司(アメリカン・トップチーム)。14日(日本時間15日)に米国の総合格闘技団体ベラトール世界バンタム級タイトルマッチで王者ダリオン・コールドウェル(米国)と再戦する。

強敵を求める真意を語った堀口恭司【写真:荒川祐史】
強敵を求める真意を語った堀口恭司【写真:荒川祐史】

日本時間15日にベラトール王者との再戦に臨む堀口に単独インタビュー後編

 RIZIN初代バンタム級王者・堀口恭司(アメリカン・トップチーム)。14日(日本時間15日)に米国の総合格闘技団体ベラトール世界バンタム級タイトルマッチで王者ダリオン・コールドウェル(米国)と再戦する。

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“最強”を目指し総合格闘技のリングに上がる男へのインタビュー後編。キックボクシングの“神童”とのあの対戦を振り返り、さらにはボクシングの5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)との対戦にも「盛り上がるんだったらやりますよ」と前向き。再び火の付きつつある国内の格闘技ブームをけん引する、“史上最強のメイド・イン・ジャパン”が秘めた野望を語る。

 ◇ ◇ ◇

 2017年に日本に戻り、RIZINを主戦場にしてから9連勝。昨年大晦日には、今回再戦するコールドウェルを3回1分13秒、フロントチョークで仕留め、鮮やかなKO勝ちを決めた。そして4月の前戦ではUFCファイターのベン・ウィン(米国)を得意とするパンチの連打で1ラウンドKO。その強さを再び海外にも轟かせている。

 総合のエースが何より感じているのは、再び日本に格闘技熱が戻ってきていることだ。

「盛り上がってますよね。自分のおかげではないが、(RIZINの)榊原社長が色々な人を巻き込んで盛り上げているのかなと。その中で自分の存在が少しでもプラスになっていればいいなと思っています。以前、日本で戦っていた時とは熱気が全然違いますね。もっともっと盛り上げていきたいです」

 一方で自身が戦う姿を見せたかった2人の恩師は昨年、相次いでこの世を去った。7月に空手道場の恩師・二瓶弘宇(にへい・ひろう)さんが死去。9月には背中を追い続けた山本KID徳郁さんが亡くなった。

「自分の恩師が格闘技の素晴らしさを教えてくれたように、やっぱり自分も観てくれる方に伝えたい。2人から得たもの? 技術とメンタルと、すべてですよね……。自分の中でもすごくショックでしたが、戦う上ではそれとこれとは別。そうじゃないと戦えない。割り切ってはいるつもりですが、(2人への気持ちは常に)どこかにはありますよね」

 そんな思いを背負ったまま迎えたのが9月30日の那須川天心との一戦だった。さいたまスーパーアリーナ―に2万7000人以上の観衆を集めた「RIZIN.13」。キックボクシングの“神童”の異名を取る那須川にキックルールで挑んだのだ。

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