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ホーバス監督に「使いたかった」と言わしめた18歳 200cm川島悠翔が秘める“日本の鍵”の可能性

男子バスケットボールの「FIBAアジアカップ予選1次ラウンド Window1」第2戦が25日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ランク26位の日本が同29位の中国に76-73で勝利し、開幕2連勝を飾った。日本がアジアカップより上位レベルの主要国際大会で中国に勝利したのは1936年のベルリン五輪が最後。“88年ぶり”の中国戦勝利となった。この試合では出番がなかったものの、トム・ホーバス監督が「本当に使いたかった」と評価したのが18歳の川島悠翔。A代表デビューを果たしたばかりの有望株に、大きな期待が寄せられている。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久真大)

グアム戦でA代表デビューを果たした川島悠翔【写真:(C)FIBA】
グアム戦でA代表デビューを果たした川島悠翔【写真:(C)FIBA】

FIBAアジアカップ予選1次ラウンド Window1

 男子バスケットボールの「FIBAアジアカップ予選1次ラウンド Window1」第2戦が25日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ランク26位の日本が同29位の中国に76-73で勝利し、開幕2連勝を飾った。日本がアジアカップより上位レベルの主要国際大会で中国に勝利したのは1936年のベルリン五輪が最後。“88年ぶり”の中国戦勝利となった。この試合では出番がなかったものの、トム・ホーバス監督が「本当に使いたかった」と評価したのが18歳の川島悠翔。A代表デビューを果たしたばかりの有望株に、大きな期待が寄せられている。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久真大)

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 今後の日本バスケットボール界のキーマンとなるかもしれない――。18歳の若武者がそんな予感を漂わせた。ロースター入りメンバーで最年少の川島はこの日は出番がなかったものの、22日のグアム戦でA代表デビュー。13分56秒の出場で6得点、3リバウンド、2アシスト、1ブロックを記録し、77-56の勝利に貢献した。「前半は緊張していて、脚にも凄くきていたが、2回目の交代から雰囲気にもアジャストできた。楽しかった」。デビュー戦を終えた直後、爽やかな笑顔で胸を張った。

 合宿前、ホーバス監督が川島のプレーを実際に見たのは6か月以上前のことだった。グアム戦後の会見では「本当に伸びた。上手になった」と成長ぶりを絶賛し、「ビッグマンの中に、当たり前にこのチームに入るかな」と今後も代表の常連になる可能性を示唆した。実際、指揮官は中国戦後の会見でも「次の合宿も(今回のメンバーは)全員呼びます」と明言。川島もしっかり“内定”を勝ち獲った。

 中国戦では出番がなかったものの、ホーバス監督は会見で自ら「川島選手を使いたかった。本当に使いたかったが、今回はできなかった」と名前を挙げた。それは日本のディフェンス面について、次のように話した直後のことだった。

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