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日本バスケ界の伝説、田臥勇太がコートに立った3分31秒の価値 43歳の今も「課題がありがたい」

佐々HC「田臥さんも夏の期間、ほぼアナウンサー業していたので」

 宇都宮の佐々宜央HCは39歳。会見では、4歳年上のベテランを「田臥さん」と呼んだ。今季ここまで出場がなかった理由は「評価で出してなかったわけじゃない」と説明。「田臥さんも夏の期間、ほぼアナウンサー業をしていたので」と言うように、今夏のW杯でテレビ解説者を務めていたことが一因だった。

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 調整面で出遅れ、3週間試合が空いたこのバイウィーク期間中にようやく練習に合流。そんな状況でも、同HCは「あの年齢であれだけエネルギーを持ってやってくれて。チームがまた1つにまとまっていきます」と絶大な存在感に感謝する。

「やっぱり田臥勇太という人間がこのバスケット界で試合に出るっていう影響力は、我々チームもそうですし、今日一番観客が沸いたんじゃないですか? 本当にそれが大事。もちろんブレックスも勝たなきゃいけないけれど、Bリーグの人気を高めていかなければいけない中で、田臥さんがまだまだ担っている部分がある。引き続きバスケット界を盛り上げる仲間として、これからも一緒に戦っていきたい」

 今夏のW杯では日本代表のアシスタントコーチを務めた佐々HCからも全幅の信頼を寄せられる43歳。久々のコートに立った感想を、言葉を選びながらゆっくり振り返った。

「何分だろうと全力でやることだけを意識してやりました。課題は(試合に)出ると出るものなので。課題を個人的に感じられることがありがたいというか(笑)。結果としてチームが勝てることが一番。その中で自分がそういう課題をまた持てるというのが本当にありがたい」

 2004年に日本人として初めてNBAの舞台に立ってから19年。今もまだ感じる成長の余地に、田臥は喜びを感じていた。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro-Muku)

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