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今季好調の36歳藤田さいきの秘密 肉体はまだ20歳、父は「ピークはこれから」と断言

宮里藍、横峯さくららと同学年「負けたくない一心」

 ただ、全国では上位に絡めなかった。同学年に宮里藍、横峯さくら、青山加織ら強豪選手がいたからだ。佐野日大高に進学しても壁は厚く、藤田は高1を終えた段階で退学。高2から自宅に近い国際情報TBC学院高等課程に編入し、父からのマンツーマン指導を受けるようになった。

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「そこからは365日、つきっきりでした。宮里さん、横峯さんに負けたくない一心でした。950グラムのバットを1日300回は振るなど、トレーニングも重ねました。高校生で骨格ができあがっての鍛錬だったので、ここでケガをしない体の土台をつくることができました」

 そうした日々を乗り越え、05年にプロデビュー。06年6月のプロミスレディスで初優勝を飾った。20歳7か月。ゴルフを本格的に始めて6年足らずだった。その後も勝利して11年までに計5勝。だが、同年の富士通レディースを最後に優勝から遠ざかっている。18、19年は賞金ランク50位以内に入れず、シード落ちも経験した。

「私は11年に大病をしまして、ツアーに帯同できなくなりました。4度、死にかけていまして、今も定期的に北海道の病院で検査を受けるなどしています。娘からは今朝もスイング動画が送られてきて、『バックスイングが3センチ、アウトに上がっている』などとアドバイスはしています。ただ、私が付いてやれないことが、成績が安定しなかった一因になっていたと思います」

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