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前園真聖、遠藤保仁らを育成 鹿児島の名将、「どげんかせんと」で極めた独自の指導論

地域の独自性こそがサッカーの豊潤さにつながる

 その図式は、クラブユースも継承すべきだろう。

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 欧州では、地域性にサッカーの特色がある。

 とりわけ、複合民族国家のスペインはカタルーニャ、バスク、ガリシアは独自の言語、文化があり、アンダルシアも地方性は強く出る。サッカーも自ずと全く変わる。カタルーニャはFCバルセロナに象徴されるように、技量をコンビネーションで生かした華やかさに重きが置かれ、バスクはバスク人純血主義(バスクで生まれ育った選手も含む)のアスレティック・ビルバオや下部組織出身選手が半数以上を占めるレアル・ソシエダなど質実剛健、アンダルシアはセビージャ、ベティスがあるようにトリッキーで即興的なプレーを好む。

 当然、各クラブの育成で色合いはまた微妙に異なる。

 そしてこの違いこそが、サッカーとしての豊潤さにつながっている。それぞれの地域のアイデンティティを持つ選手たちが融合することによって、また爆発的な力を出す。切磋琢磨の継続がサッカーを革新させるのだ。

(小宮 良之 / Yoshiyuki Komiya)

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小宮 良之

1972年生まれ。大学卒業後にスペインのバルセロナに渡り、スポーツライターに。トリノ五輪、ドイツW杯を現地取材後、2006年から日本に拠点を移す。アスリートと心を通わすインタビューに定評があり、『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など多くの著書がある。2018年に『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家としてもデビュー。少年少女の熱い生き方を描き、重松清氏の賞賛を受けた。2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を上梓。

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