当初の食事量はOL並み!? 瀬戸大也、リオ五輪銅メダルの裏にあった食事改革
結果的に“食事改革”は成功、「翌日には体力も回復し、筋肉もついていった」
結果的にリオ五輪に向けた“食事改革”は成功したといえる。瀬戸は「それから練習中では自分が思っているいい動きができるようになりました。練習後もゼリーなどを摂るようにしたので、次の日には体力も回復し、どんどん筋肉もついていきました。体重計に毎日乗って計測したので、すごくわかりやすかったですし、こんなにエネルギーが大切なんだなと感じました。それと同時に身体づくりはコツコツとやっていくほかないことにも気づくことができました」と話す。
瀬戸はリオ五輪で銅メダルの余韻に浸る間もなく、東京五輪に向けて意欲を燃やしている。
「リオ五輪では一番いい色のメダルを目指して頑張ってきたので、大会ではすごくコンディションが良かったです。調子が良かった分、予選からいき過ぎてしまって、決勝までに回復がうまくできなかったので、これから世界と戦っていくためには、しっかりと栄養を摂って回復させて、タフな選手になって、東京五輪ではもちろん一番いいメダルを獲れるだけ獲りたいですね。
自分が思っている以上に2~3倍のトレーニングをしていかなければならないので、そういった時に疲労回復しながらいい練習をするには、栄養が非常に重要になります。そういった部分も意識しながら、東京五輪に向けて頑張っていきたいと思います」
30日に開幕するFINA競泳ワールドカップシリーズに向けて北京へと飛び立つなど、東京五輪を見据えて再始動。トレーニングとともに食事面でも充実した日々を送ることで、さらなる成長を果たそうとしている。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images