ATPカップ出場、“現役最年長ランカー”松井俊英の現地発コラムがスタート

　男子テニスの国別対抗戦「ATPカップ2021」が2月1日にオーストラリアで開幕を迎える。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、厳戒態勢で行われる団体戦に日本代表として参戦する42歳で“テニス界現役最年長ランカー”の松井俊英が大会中に「THE ANSWER」で現地発のコラムをスタートする。

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　オーストラリア入りに際して感染拡大防止のために参加選手はチャーター便での移動を義務付けられたが、入国後にロサンゼルスとアブダビ発の便で陽性者が出たことが明らかに。陽性者と同じ、ロサンゼルス発便だった錦織圭（日清食品）とマックス・ミルヌイコーチが2週間外出禁止となるアクシデントに見舞われたことを明かした。

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　厳格な感染防止態勢を敷いているオーストラリアでは、今大会と全豪オープン、その前哨戦に参加する選手、関係者はチャーター便での移動が義務付けられています。

　僕はシンガポール経由のチャーター便でメルボルン入りしましたが、ロサンゼルスからのチャーター便に搭乗したカナダ人コーチから陽性反応が出たそうです。

　選手、関係者は渡航3日以内にPCR検査を受け、陰性の結果をオーストラリア政府に送っています。そして入国後、ホテルでのPCR検査を義務付けられています。僕もメルボルン市内の宿舎に到着後に鼻と喉の痛い検査を受けました。陽性者はホテル内での検査で判明したようです。

　オーストラリアでは入国後、ホテルで2週間待機状態になりますが、選手は1日5時間だけ外出が許されています。この時間がジムやコートでの練習時間になります。本来なら、今日（17日）から練習が可能でしたが、大会側も陽性反応が出たことでパニック状態になっているようです。ホテルから練習場に向かう際の移動はスタッフが自室をノックして、エスコートしてくれる予定でしたが、今日は大会側の事情で練習できませんでした。ホテルの自室で誰にも会えず、缶詰状態になっています。