「創価大と聞いて一番心配されるのは…」 競争激化の大学駅伝、監督が明かす新興校のスカウト事情
強豪校にも負けないトップレベルの環境
――子供の進路に不安を感じて、親が介入してくるケースはありませんか。
「創価大と聞いて、親御さんが一番心配するのは、大学に入学したら創価学会に入信しないといけないんじゃないか、ということです。これは、よく言われることで、まだまだうちの説明が足りていないんだなと思いますね。
創価大は、一般学生の入学に際して本人の宗教を確認していませんし、宗教教育も行っていません。よって、スポーツにおいても同様に信仰の有無を問うことはありません。最初はそういうことを知らずに進学に渋い表情をする親御さんが、宗教と関係ないと分かると入学に理解をしてくれたり、最初は可能性がないと思っていた高校生もうちでやりたいと言ってくれるようになります」
創価大は指導面はもちろん、環境も充実している。
昨年完成したばかりの寮は2人部屋だが、広く、まるで海外の学生寮のようだ。トレーニングルームには低酸素トレーニングルーム、高酸素ルームがあり、食堂は広く、そこで調理・提供されている料理は、視察に来る高校生などにも評判がすこぶる良い。今の高校生は大学のブランドよりも競技する上での環境面を重視する傾向にあり、そういう部分で創価大は強豪校にも負けないトップレベルの魅力を持っている。
(佐藤 俊 / Shun Sato)