THE ANSWER編集部・戸田 湧大の記事一覧
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名門・横浜野球部が異例「お笑い大会」開催のなぜ 高校野球の課題に一石、エース&主将が漫才で爆笑さらう
2025.01.26第97回選抜高校野球大会の選考委員会が24日に開かれ、昨秋の神宮大会王者・横浜が2019年以来6年ぶり17度目の出場を決めた。昨年12月21日には、校内で野球部のお笑い大会を初開催。就任5年目の38歳・村田浩明監督が提案した異例の催しは、野球とはかけ離れたもののように思える。だが、その裏には保護者への感謝、部員に対する思いが込められ、高校野球の課題に一石を投じるものでもあった。
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センバツ出場校発表で異例のシーン 他校の選出に「おぉ~!」会場から拍手、監督「“横浜”が2チーム出られる」
2025.01.25第97回選抜高校野球大会の選考委員会が24日に開かれ、昨秋の神宮大会王者・横浜が2019年以来6年ぶり17度目の出場を決めた。神奈川からは「21世紀枠」で横浜清陵も選出。校名が読み上げられると、横浜ナインは異例の拍手を送り、村田浩明監督は「夢物語を噛みしめて戦っていきたい」と横浜を背負う覚悟を示した。
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「鳥取県はバスケが弱い」覆した固定観念 学校の後押し受け…県初の日本一に迫った監督の手腕【ウインターカップ】
2024.12.30バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は29日、東京体育館で男子決勝が行われ、鳥取城北が福岡大大濠に57-77で敗北し、県勢初の優勝とはならなかった。だが、初出場から5年で決勝までたどり着き、準優勝。「鳥取県はバスケが弱い」。同校OB・河上貴博監督は就任から9年で、固定観念を覆す屈強なチームに育て上げた。その背景には学校全体の協力もあった。
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監督に「休憩の年」と期待されない学年の3連覇偉業 京都精華学園が「日本一」を封印した1年【高校バスケ】
2024.12.29バスケットボールの全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は28日、東京体育館で女子決勝が行われ、京都精華学園が慶誠(熊本)に59-54で3連覇を達成した。2021年桜花学園以来、史上3校目の3連覇で2年連続3冠を達成。新チーム結成当初は指揮官が「休憩の年」と思うほど順風満帆ではなかった。内部進学組、学年などにこだわらず力を磨き、たどり着いた偉業だった。
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「自分はプロにならなければいけない存在」 世代屈指の逸材、八王子・十返翔里が描く目標への道程【ウインターカップ】
2024.12.28バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は27日、東京体育館で男子準々決勝が行われ、八王子学園八王子(東京)が福岡大附大濠(福岡)に67-79で敗れた。八王子学園八王子のエース・十返翔里(とがえり・しょうり・3年)は両チーム最多の34得点と躍動。チームをベスト4に導くことはできなかったものの、自身の実力をいかんなく発揮した。試合後には「自分はプロにならなければいけない存在」と語り、将来への思いも口にした。
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野球豪州代表、食べログ評価3.55の豚骨醤油ラーメンに虜 従業員は振る舞いに感心「いいお客さんなんです」
2024.11.14野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」に出場する日本代表「侍ジャパン」は13日、名古屋市のバンテリンドームでオーストラリア代表との開幕戦に9-3で勝利した。大会に先立ち、東京・府中市で10日間の事前合宿を行った豪州代表が通い詰めたのが「らいおんラーメン」だ。ユニホームをプレゼントするなど、小さな国際交流も発生。さらに同店の小倉竜太郎さんが驚いたのは選手たちのマナーの良さで「また来てほしいです」と、大会を勝ち上がっての再来店を待ち望んでいる。
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侍ジャパンと戦う豪州に秘密兵器「三刀流」がいる 大谷不在は「アドバンテージ」大金星目指す
2024.11.13野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」に出場する日本代表「侍ジャパン」は13日、名古屋市のバンテリンドームで豪州代表との初戦を迎える。その中にいるのが、大谷翔平投手(ドジャース)ばりの投打兼業選手だ。28歳のジェイク・ボーウィは投手、一塁手、捕手をこなす三刀流。「ボータニ」という愛称で呼ばれ、豪州リーグで大谷ルールを初めて適用された選手。本家への憧れを語る一方で、大谷がこの大会に参加しないのは豪州の「アドバンテージ」だと口にする。
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日本で過ごした3年間に「とても感謝している」 侍Jと戦う豪州の元オリ戦士「みんな最高だった」
2024.11.06「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は日本時間10日に開幕する。侍ジャパンと初戦で対戦するオーストラリア代表は1日に来日。東京・府中市民球場で調整を進めている。オリックスや独立リーグBC新潟でプレーしたダリル・ジョージ内野手もその一人。プレミア12への意気込みとともに、在籍したチームへの感謝、NPB“復帰への思い”を語ってくれた。
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関東制覇の横浜エース、2回降板から“たった1日”で復活の裏側 応援皆勤の母へ届けた「ふがいなかった…」
2024.11.05第77回秋季関東地区高校野球大会は3日、横浜市のサーティーフォー保土ヶ谷で決勝を行い、横浜(神奈川)は延長10回タイブレークの末、4-3で健大高崎(群馬)にサヨナラ勝ち。2007年以来17年ぶりの頂点に立った。「5番・左翼」で先発した背番号1の奥村頼人投手(2年)は、0-1の6回に同点二塁打。さらに8回から3番手としてマウンドへ立つと3回を1安打無失点に封じ、劇勝を呼び込んだ。前日は浦和実(埼玉)との準決勝に先発したものの2回で降板。24時間後の復活には、家族への思いがこもっていた。
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ムキムキ揃いの健大高崎で“チーム一”の小兵が輝くワケ 「この身体でどうにかする」教えをくれた日ハム選手
2024.11.04第77回秋季関東地区高校野球大会は3日、横浜市のサーティーフォー保土ヶ谷で準決勝2試合を行い、健大高崎(群馬)は6-0で千葉黎明(千葉)に快勝。決勝へとコマを進めた。この試合で大車輪の活躍を見せたのが「1番・遊撃」で先発し、4打数3安打、2得点を記録した加藤大成内野手(2年)だ。身長164センチの小兵だが、パンチ力のある打撃と安定感のある守備で勝利に貢献。「身長が低くても関係ない」と主張する“根拠”とは。
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スマホいじりのバス車内が一変…浦和実を横浜との大接戦に導いた「意識革命」 仕掛け人はスタメンじゃない主将
2024.11.04第77回秋季関東地区高校野球大会は3日、横浜市のサーティーフォー保土ヶ谷で準決勝2試合を行い、浦和実業(埼玉)は2-3で横浜(神奈川)に惜しくも敗れ、決勝へとコマを進めることはできなかった。ただ4強進出で、来春の選抜甲子園出場をほぼ手中に。背番号10の三塁コーチャーながら主将を務める小野蓮(2年)には、最後まで出場機会は訪れなかったが、自身が進めた“意識革命”が、春夏通じて初となる甲子園へチームを導く。
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158km高校2年生と投げ合った左腕は球速に「興味なし」 佐野日大・洲永俊輔が真逆の方法で追求する「打たれない直球」
2024.10.30第77回秋季関東高校野球大会は29日、川崎市の等々力球場で準々決勝1試合を行い、佐野日大(栃木)は3-10で健大高崎(群馬)に7回コールド負けを喫した。先発した左腕の洲永俊輔投手(2年)は6回0/3を投げて13安打10失点。選抜出場が濃厚となる4強にチームを導くことはできなかった。健大高崎の先発、石垣元気投手(2年)が2回、158キロという規格外の球速を記録したことに驚きつつも、洲永はスピードに興味がないのだという。この冬は「打たれない真っすぐ」を、真逆の方向から追い求める。
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選抜当確の健大高崎、同点弾の主砲は「will」 秋山潤琉が“名前通り”の大活躍、家族に誓った恩返し
2024.10.30第77回秋季関東高校野球大会は29日、川崎市の等々力球場で準々決勝1試合を行い、健大高崎(群馬)は10-3で佐野日大(栃木)に7回コールド勝ち。来春の選抜出場へ大きく前進した。今春に続く全国優勝へ、まず出場権を獲得するためには重要な一戦。ここで勝利に大きく貢献したのが「3番・一塁」で先発し、3回に左翼へ同点弾を放った秋山潤琉内野手(ういる=2年)だ。帽子のつば裏には大きな文字で「恩返し」。両親への感謝の思いが込められていた。
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甲子園かけた大一番で初完投 横浜のスーパー1年生、織田翔希の才能を生かした先輩たちの“操縦術”
2024.10.29第77回秋季関東高校野球大会は28日、横浜市のサーティーフォー保土ヶ谷で準々決勝2試合を行い、横浜(神奈川)が2-0で東農大二(群馬)を下して準決勝進出。来春の選抜出場へ大きく前進した。春は2019年以来、6年ぶりとなる甲子園がかかるこの1戦で、勝利の立役者となったのが先発し、9回をわずか2安打、7奪三振で完封した織田翔希投手(1年)だ。ただでさえプレッシャーがかかるこの試合で、スーパー1年生はなぜ高校初完投できたのか。ひと皮むけるまでには、影に日向に先輩たちの支えがあった。
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西武台の1年生4番は「彼以外いない」 105kg田代寛人の減量願望に指揮官が「今のままでいい」というワケ
2024.10.28第77回秋季関東地区高校野球大会は27日、横浜市のサーティーフォー保土ヶ谷で1回戦2試合を行い、西武台(埼玉)は2-3で千葉黎明(千葉)に敗れた。打線が千葉黎明の2投手に計2安打に抑えられる中で目を引いたのが、1年生ながら「4番・一塁」で先発し、初回に先制二塁打を放った田代寛人だ。体重105キロという巨体だが、7回には俊敏な動きでフライをダイビングキャッチするなど、俊敏さも兼ね備える。本人が冬の減量希望を口にする中、河野創太監督の見方は違う。今のままでいいとする理由とは。
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「まだまだじゃないっすか」 初戦敗退の東海大相模、156球完投の福田拓翔がドラ2先輩から受けた“愛ある金言”
2024.10.28第77回秋季関東地区高校野球大会は27日、横浜市のサーティーフォー保土ヶ谷で1回戦2試合を行い、東海大相模(神奈川)は延長10回タイブレークの末、5-6で山梨学院(山梨)にサヨナラ負け。来春の選抜甲子園出場が絶望的となった。24日のドラフト会議で、日本ハムの2巡目指名を受けた藤田琉生投手(3年)も応援に駆け付ける中、先発の福田拓翔投手(2年)は6失点ながら完投。先輩の愛ある金言を胸に、冬の成長を期す。
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まさかの初回リリーフ登板 関東初勝利のつくば秀英・羽富玲央が快投も表情を崩さなかったワケ「マウンドでは…」
2024.10.27第77回秋季関東地区高校野球大会が26日、横浜市のサーティーフォー保土ヶ谷球場で開幕した。第1試合では、つくば秀英(茨城)が5-3で拓大紅陵(千葉)を下し準々決勝に進んだ。創部30年の今年、関東大会初勝利の立役者となったのは、初回途中からリリーフ登板し、8回2/3を3安打無失点に封じた羽富玲央投手(2年)だ。先発の中郷泰臣投手(2年)が体調不良もあっていきなり2失点。なおも1死満塁でバトンを受けると、押し出し四球の1点で切り抜けその後は危なげない投球を披露した。チームに勢いを引き戻す快投を披露しても、羽富がポーカーフェースを貫いたのには理由があった。
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楽天の指名になぜ無表情? その裏に「ホッとする状況じゃ…」 明大・宗山塁が頬を緩ませるまで【ドラフト】
2024.10.25「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日に行われた。明大の宗山塁内野手は5球団競合の末、楽天がくじを引き当て、交渉権を得た。運命の瞬間も常に無表情を保っていた宗山だが、仲間の吉報には頬を緩ませた。