吉田 宏の記事一覧
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ラグビーリーグワン初制覇への軌跡と戦略 世界的司令塔を招聘、契約書に書き加え奏功した一文――BL東京GMインタビュー
2024.06.272023-24年シーズンのラグビー・リーグワンは、東芝ブレイブルーパス東京が初優勝を果たした。前身のトップリーグで優勝5度、日本選手権でも6度王座に就くなど、国内のラグビーを牽引してきたチームにとっては、選手の世代交代、母体企業の経営難などを乗り越えての14シーズンぶりのタイトル奪還だった。この優勝を、チーム運営のトップはどう押し進めたのか。東芝府中時代から主将、監督、部長としてチームを知り尽くす薫田真広GM(ゼネラルマネジャー)の独占インタビューからは、名門復活への軌跡と戦略、そして日本のラグビーの盟主たる伝統と矜持が浮かび上がる。(取材・文=吉田 宏)
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17-52大敗から見る第2次エディージャパンの肖像 開始4分満たずに機能した「超速」の可能性と課題
2024.06.26第2次エディージャパンの船出は17-52の大敗に終わった。復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)にとっては因縁の相手イングランド代表との初陣。立ち上がりこそ主導権を握ったが、14分に奪われた相手のファーストトライからは圧倒された。就任会見で掲げた「超速ラグビー」は片鱗を見せたものの、ゲームを支配するには至らない出来栄えに終始した。果たして「超速」で世界8強を突破できるのか。世界5位の強豪に完敗した80分から、新生ジャパンの課題と可能性を検証する。(取材・文=吉田 宏)
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新生ラグビー日本代表、原石たちの検証 エディー流にマッチする「超速」の申し子2人の可能性――山沢拓也&コストリー・インタビュー
2024.06.18ラグビー日本代表が新体制で動き出した宮崎合宿。注目選手のインタビュー後編は、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が掲げる「超速ラグビー」にマッチする期待のメンバー2人を中心に、新たな桜の戦士たちを検証する。高校3年生だった11年前にジョーンズHCに練習生として代表に呼ばれたFB山沢拓也(埼玉WK)は、天性の閃きと創造力あふれるステップ、パスで代表定着に挑む。初選出されたNo8ティアナン・コストリー(神戸S)は、BK級のスピードを武器にする新世代のバックロー(FW第3列)として、どこまで指揮官の期待に応えることが出来るか。超速の申し子たちの挑戦と“桜のジャージー”への思いを聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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“隠れ日本代表”も加われば「かなり強い日本に」 5度目のW杯への本音、新生ジャパンでLO転向も意欲――リーチマイケル・インタビュー
2024.06.16新生ラグビー日本代表の始動となる宮崎合宿が6月6日から始まった。9シーズンぶりに復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が選んだメンバーは35人(5月30日発表時)。2027年ワールドカップ(W杯)オーストラリア大会へ向けた第1歩となる合宿で、第2次エディージャパンでキーマン、新たな力と期待の3人に話を聞いた。前編では、35歳の今も中心選手として活躍するリーチマイケル(東芝ブレイブルーパス東京)に話を聞く。第1次エディー体制(2012-15年)では主将として指揮官と共に戦い、いまだに戦力としても、精神的にも代表に欠くことが出来ない大黒柱が、新生ジャパンの可能性、そして大会期間中に39歳となる5度目のW杯への思いを語る。(取材・文=吉田 宏)
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リーグワン復活Vの陰に東京伝統の呑み会文化 盃を交わし、クラブを愛した王国NZ司令塔の真髄
2024.06.02ラグビー国内最強チームを争うリーグワンは、東芝ブレイブルーパス東京の優勝で2023-24年シーズンの幕を閉じた。14シーズンぶりのタイトル奪還に、ゲームメーカーとして大きく貢献したのは、新加入のニュージーランド(NZ)代表SOリッチー・モウンガ。母国から早期の代表復帰を求めるラブコールが続く指令塔は、覇権から遠ざかる古豪に何をもたらし、頂点へと押し上げたのか。NZ代表、そして昨季までプレーした祖国の常勝軍団クルセイダーズで身に着けた勝つためのメソッド、そして王座奪還へ駆け上がった道程を本人の言葉から辿る。(取材・文=吉田 宏)
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自分の母国を「ワタシ、コロシマス」 日本ラグビーに忠誠心を捧げ…33歳で急逝した父を追う決断
2024.05.27ラグビー日本代表の選手育成、強化などを目的とした「男子15人制トレーニングスコッド」合宿が5月20日から10日間に渡り長野・菅平で行われている。リーグワンプレーオフ決勝トーナメント、入替戦に出場するチームを除く5クラブから選出された33人が参加。6月の代表合宿行きを懸けたサバイバル合宿で、日本生まれ、フィジー育ちの経歴を持つWTBヴィリアメ・ツイドラキ(トヨタヴェルブリッツ)が単独インタビューに応じた。父は同じトヨタでトライゲッターとして活躍して、日本代表でも1999年ワールドカップ(W杯)に出場した故パティリアイ・ツイドラキさん。祖国フィジー代表への挑戦を捨てて、5歳で死別した父の後を追う決断と第2の祖国への思いを聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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ラグビーW杯で一世風靡したキックまで伝授 1日限定で五郎丸歩の“日本代表復帰”が実現したワケ
2024.05.17千葉・長生郡で合宿中のラグビーU20日本代表候補が5月16日に練習を公開。2015年ワールドカップ(W杯)で日本代表の躍進を支えた五郎丸歩さん(静岡ブルーレヴズ・クラブ・リレーションズ・オフィサー)が、臨時コーチとして未来のジャパンを直接指導した。日本中で五郎丸ブームを巻き起こしたキックを伝授。世界で戦う心構えも説いた。U20代表候補は19日からニュージーランド(NZ)遠征を行い、7月2日にスコットランド・エディンバラで開幕するワールドラグビーU20トロフィー(同17日決勝)への準備を進める。(取材・文=吉田 宏)
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16戦全勝リーグワン最強の野武士軍団 埼玉WKをどう止めるか、リーチマイケルが「ラスボス」と名指しした男
2024.05.14好ゲームが続いたジャパン・ラグビー・リーグワンは、クライマックスとなる上位4チームによるプレーオフが今週末の5月18日から幕を開ける(決勝26日)。東芝ブレイブルーパス東京のトッド・ブラックアダー・ヘッドコーチ(HC)、リーチマイケル主将の単独インタビュー後編は、プレーオフをいかに戦い、リーグ戦を唯一の全勝で突破した埼玉ワイルドナイツにどう挑むのかを聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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進化止まらぬラグビーリーグワン、世界クラスの大量来日だけじゃない理由 選手も肌で実感「毎試合キツい」
2024.05.14国内最高峰を争うジャパン・ラグビー・リーグワンは、レギュラーシーズンを終えて5月18日から上位4チームによるプレーオフが始まる。リーグ戦では、昨季王座を逃した埼玉ワイルドナイツが圧倒的な強さを見せ16戦全勝の1位通過。覇権を賭けたノックアウトトーナメントで“野武士軍団”の躍進を止めるチームが出てくるのか。昨季のリーグ5位から2位へジャンプアップして、打倒・ワイルドナイツの急先鋒と期待の東芝ブレイブルーパス東京リーチマイケル主将、トッドブラックアダー・ヘッドコーチ(HC)に、リーグの進化、そしてプレーオフの覇権の行方を聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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中3平均身長166cmで世界に突進した田中史朗 武器はタックル、W杯で奇跡呼んだ恐怖を超越した勇気
2024.04.25ラグビー日本代表SHとして75キャップを誇る田中史朗(NECグリーンロケッツ東葛)の引退会見が24日に行われた。ラグビー選手では小兵の身長166cm、体重75kgのサイズながら、2015年ワールドカップ(W杯)イングランド大会の南アフリカ代表撃破、そして19年日本大会でのベスト8進出と日本代表の背番号9として新たな歴史を築いてきた。中学3年生の平均身長に近い小さな体のどこに世界で渡り合うラグビープレーヤーとしての資質が秘められていたのか。ジャパンの“小さな巨人”の栄光の足跡とともに考える。(文=吉田 宏)
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物流業界から参戦、ラグビー界の風雲児になるか 創部10年あまりの無名軍団が狙うリーグワン参入
2024.04.11全国区では無名の社会人ラグビーチーム「AZ-COM丸和MOMOTARO’S」が強化に大きく舵を切った。目指すのはリーグワン参入。2024年シーズンに同リーグ直下の「トップイーストAグループ」に昇格するチームには、NEC(現NECグリーンロケッツ東葛)、明治大学、日野レッドドルフィンズで強化・運営に尽力してきた細谷直GM(ゼネラルマネジャー)兼監督が就任した。創部10年あまりでリーグワン参入目前の位置まで進化してきたチームの現実をどう考え、どんな未来図を思い描くのか。同GMの悲願でもあるスタジアム構想も含めた“丸和ビジョン”を聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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「早慶戦も可能な1~2万席のラグビー場建設を」 東京の行ったことがない区1位・板橋で動き始めた夢
2024.04.05官民連携で区内にラグビースタジアムを――。東京・板橋区の、小さな協会が大きな夢に挑戦する。2020年に発足した板橋区ラグビー協会は、同区からの支援、連繋を受けながら昨年4月から板橋区ラグビースクール(RS)を開校。一見ありがちな市区町村レベルのスポーツ団体(協会)だが、将来思い描くのは同区内に大学公式戦開催規模のスタジアム建設だ。現実的には、スタジアム建設用地すら未定の“夢物語”だが、官民連携で推進するこれからの地域スポーツの可能性が浮かび上がる。(取材・文=吉田 宏)
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「日本はテクノロジーの分野でリードすべきだ」 世界的名将が本気で目論む日本ラグビーの革新――エディー・ジョーンズ独占インタビュー
2024.03.069年ぶりに復帰したラグビー日本代表エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の独占インタビューの最終回。中編に引き続き代表強化のためのアイデアから、日本のスポーツ環境、若手育成についても持論を聞いた。そして、2027年のワールドカップ(W杯)オーストラリア大会へ向けた強化のカレンダー、エディーにとっては因縁の相手イングランド代表との第2次エディージャパン初陣マッチをどう位置付けるのか。熱弁の中に、2次エディージャパンの強化戦略も浮かび上がる。(全3回の第3回、取材・文=吉田 宏)
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日本代表に「ヒロセのような存在が必要だ」 W杯から再出発、世界のラグビーから読み解く今の潮流――エディー・ジョーンズ独占インタビュー
2024.03.06ラグビー日本代表に復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の独占インタビュー。第2回は、実際の代表強化をどう進めていくかというテーマに入っていく。代表メンバー選考で指揮官が選手に求めるものは何か。どのようなアプローチで代表強化を推進するのか。新主将は誰か。そしてポスト2023年ワールドカップ(W杯)の世界の潮流をどう読み取るのか。エディーの言葉から、新生ジャパンの挑戦が見えてくる。(全3回の第2回、取材・文=吉田 宏)
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「日本は今、適切な野心を持っている」 日本代表HC復帰の真相、“超速”で目指す2027年W杯の青写真――エディー・ジョーンズ独占インタビュー
2024.03.06ラグビー日本代表ヘッドコーチ(HC)に復帰したエディー・ジョーンズが「THE ANSWER」の単独インタビューに応じて、これからのチーム強化、日本ラグビーへの思いを語った。今年1月に就任すると2月6、7日には新旧34人の選手を集めた合宿(男子15人制トレーニングスコッドキャンプ)を行うなど、早くも27年ワールドカップ(W杯)へ意欲的に動き始めている。HCとして9年ぶりに直接指導した日本選手の進化をどう見ているのか、そして日本ラグビーにどんな変革をもたらすのか。就任会見で打ち出した「超速ラグビー」をどう作り上げるのかも含めて、2027年へ向けたロードマップが見えてきた。(全3回の第1回、取材・文=吉田 宏)
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リーチ・マイケルが見た新生ラグビー日本代表 第2次エディージャパンで指揮官と再び奇跡に挑む旅
2024.02.19エディージャパンが動き出した。まだ代表候補の前段階といっていい「日本代表トレーニングスコッド」という名称で、2月6、7日の短期合宿だったが、16シーズンに渡り日本代表を牽引してきたFLリーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)も自身5度目の挑戦となる2027年ワールドカップ(W杯)オーストラリア大会への意欲を見せた。今回HCに復帰したエディー・ジョーンズの下で、2015年大会では主将として南アフリカを撃破。桜のジャージーの栄光も苦闘も知る男は、帰って来た指揮官、そして顔ぶれが見え始めた新生日本代表をどう見たのか。35歳の大黒柱の言葉から、第2次エディージャパンの実像が浮かび上がる。(取材・文=吉田 宏)
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新生エディージャパンが目指す「30秒」の戦いとは サッカー名門アヤックスもヒントに“超速”へ進化
2024.01.24ラグビー日本代表のエディー・ジョーンズ新ヘッドコーチ(HC)が15日にメディアブリーフィングを開いて、これからの強化方針、めざすラグビースタイルなどを語った。昨年12月の就任会見でも語った「超速」ラグビーをチームコンセプトに、動作だけではなく判断力や、組織的な動きも含めたスピードにこだわり、パワー重視の世界の列強に挑む。エディーの思い描くスタイルで、昨秋のワールドカップ(W杯)フランス大会で逃した世界8強の座を取り戻せるのか。1時間に及ぶ熱弁から浮かび上がる新生エディージャパンの姿、そしてどんな選手が求められるのかを検証する。(取材・文=吉田 宏)
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30年余りで花園予選1490→549校に激減 高校ラグビーへの提言、“高松北の悲劇”に今も残る忸怩たる思い
2024.01.10桐蔭学園(神奈川)の3大会ぶり4度目の優勝で幕を閉じた第103回全国高校ラグビー大会「花園」。強豪校のレベルアップに目を見張らされる一方で、少子化も影響して都道府県予選参加校、登録部員数も減少の一途が続く。前編では史上初の合同チームの出場に焦点を当てながら現状を紹介してきたが、後編では現場の指導者とともに、協会、高体連役員にも現状とこれからのビジョンを聞きながら、花園の未来を考える。(取材・文=吉田 宏)