THE ANSWER編集部・瀬谷 宏の記事一覧
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「スターに憧れる選手にはなりたくない」 引退なでしこエースが見向きもしなかった超大物、13年前の記憶
2025.03.05サッカーの元日本女子代表(なでしこジャパン)FWで代表通算58得点をマークした永里優季が4日、自身のSNSなどで現役引退を表明した。2011年女子W杯ドイツ大会の優勝メンバーで、翌2012年ロンドン五輪銀メダルの立役者となったなでしこ屈指のストライカーは、圧倒的な実力を誇った一方で「孤高」という言葉が似合う選手だった。13年前の夏、英国で目の当たりにした確固たる信念。スーパースターに見向きもしないシーンがあった。
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「そうか、土俵上がれないんだ」 大相撲断髪式で話題になった女性、時代を変えた15年前の元大関の熱望
2025.02.05大相撲で2023年9月に引退した元幕内・徳勝龍(千田川親方)の引退相撲が1日、東京・両国国技館で行われた。断髪式には師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)をはじめ、親方衆や角界関係者だけでなく、芸能人やアスリートなども出席。千田川親方の交流の広さがわかる1日だった。その中で注目されたのは、断髪式で女性出席者が鋏を入れた場所。SNSでも話題になり、時代の流れを感じさせる一幕だった。
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引退稲本潤一に小野伸二が「あー負けた!」 欧州で叫んだ22年前の夏、天才が抱いた「エリート」への畏怖
2024.12.06サッカー元日本代表MF稲本潤一が4日、今季限りでの現役引退を発表した。Jリーグ史上最年少ゴールにはじまり、2002年日韓W杯での“衝撃の2発”で日本中のファンを熱狂させた。海外名門クラブにも移籍し、衝撃的な活躍も見せた45歳に対し、同じ「黄金世代」の一員として欧州の強豪とわたり合っていた小野伸二氏が抱いていた“尊敬と畏怖”。そして、日本復帰後にチームメートとなった中村憲剛氏が気づいた“意外性”。2人のレジェンドが現役時代に感じていたこととは――。(本文敬称略)
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「マラソンは人生には例えられない、なぜなら…」 嫌なら走るのを止めればいいスポーツで人が育つこと――マラソン・谷口浩美
2024.08.10スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はパリ五輪期間中、「シン・オリンピックのミカタ」と題した特集を連日展開。これまでの五輪で好評だった「オリンピックのミカタ」をスケールアップさせ、4年に一度のスポーツの祭典だから五輪を観る人も、もっと楽しみ、もっと学べる“新たな見方”をさまざまな角度から伝えていく。「社会の縮図」とも言われるスポーツの魅力や価値の理解が世の中に広がり、スポーツの未来がより明るくなることを願って――。
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マラソンで転倒、靴を踏まれ… 「コケちゃいました」五輪の歴史に残る名言は「言い訳で…」意外な真実――マラソン・谷口浩美
2024.08.10スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はパリ五輪期間中、「シン・オリンピックのミカタ」と題した特集を連日展開。これまでの五輪で好評だった「オリンピックのミカタ」をスケールアップさせ、4年に一度のスポーツの祭典だから五輪を観る人も、もっと楽しみ、もっと学べる“新たな見方”をさまざまな角度から伝えていく。「社会の縮図」とも言われるスポーツの魅力や価値の理解が世の中に広がり、スポーツの未来がより明るくなることを願って――。
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米ヤクルト社長が思う大谷翔平が米国で愛される理由 「アジア系だろうが声援をくれる」
2024.06.23今季から米大リーグ・ドジャースとスポンサー契約を締結した乳酸菌飲料などを手がける大手メーカー「ヤクルト」。2008年からエンゼルスとスポンサー契約を結び、2018年に大谷翔平投手が入団した時から始まった縁はドジャースでも続くこととなった。最終回となる第6回は、今回の契約で改めて知った大谷の偉大さについて。現地法人・アメリカヤクルト株式会社の三角豊代表取締役社長兼CEOが感じた“大谷が愛される理由”と、米国スポーツの懐の深さについて語ってくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)
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エンゼルス&ドジャースだけではないスポンサー候補 米ヤクルトが目指すスポーツ振興の矜持
2024.06.22今季から米大リーグ・ドジャースとスポンサー契約を締結した乳酸菌飲料などを手がける大手メーカー「ヤクルト」。2008年からエンゼルスとスポンサー契約を結び、2018年に大谷翔平投手が入団した時から始まった縁はドジャースでも続くこととなった。6回にわたって伝えるヤクルトのドジャースに対する思い。第5回はドジャースとエンゼルスの2球団のスポンサーを続ける意義について。現地法人・アメリカヤクルト株式会社の三角豊代表取締役社長兼CEOに今後のMLBとの関わり方についても聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)
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「大谷選手がいなくなったからと言って…」 エンゼルスと米ヤクルトが契約続ける真摯な理由
2024.06.21今季から米大リーグ・ドジャースとスポンサー契約を締結した乳酸菌飲料などを手がける大手メーカー「ヤクルト」。昨年末から本格的に交渉をスタートさせ、ドジャースタジアムに2つの広告看板を設置すると、いきなり本拠地初打席で大谷翔平投手の初安打が看板に当たるという奇跡も起きた。6回にわたって伝えるヤクルトのドジャースに対する思い。第4回はドジャースの前にスポンサー契約を結んでいたエンゼルスとの関係について。現地法人・アメリカヤクルト株式会社の三角豊代表取締役社長兼CEOは16年前からの変わらない思いを語ってくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)
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ヤクルト工場見学で「大谷翔平の映像」を流せる理由 裏にドジャースの太っ腹対応「使っていいと…」
2024.06.20今季から米大リーグ・ドジャースとスポンサー契約を締結した乳酸菌飲料などを手がける大手メーカー「ヤクルト」。昨年末から本格的に交渉をスタートさせ、ドジャースタジアムに2つの広告看板を設置すると、いきなり本拠地初打席で大谷翔平投手の初安打が看板に当たるという奇跡も起きた。6回にわたって伝えるヤクルトのドジャースに対する思い。第3回は広告看板を掲示した後のドジャースの振る舞いについて。今回の契約締結に携わった現地法人・アメリカヤクルト株式会社の三角豊代表取締役社長兼CEOが「スポンサーに優しい球団」と感動した出来事を語ってくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)
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大谷が球団スポンサーに“奇跡”起こしていた ヤクルト看板にいきなり直撃、米社長「あの方向が多くて…」
2024.06.19乳酸菌飲料などを手がける大手メーカー「ヤクルト」が今季から米大リーグ・ドジャースとスポンサー契約を締結したことは、日本のみならず、米国のファン、消費者の間でも大きな話題になった。大谷翔平投手、山本由伸投手の加入で注目度が急上昇している中、日本でもおなじみのヤクルトはなぜドジャースと手を組んだのか。6回にわたって伝えるヤクルトのドジャースに対する思い。第2回はドジャースタジアムに掲出された広告看板について。今回の契約締結に携わった現地法人・アメリカヤクルト株式会社の三角豊代表取締役社長兼CEOによると、ある“狙い”があったという。(取材・文=THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)
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ドジャースから「広告を出しませんか」 実は大谷入団前から勧誘も…米ヤクルト社長が明かす契約秘話
2024.06.18乳酸菌飲料などを手がける大手メーカー「ヤクルト」が今季から米大リーグ・ドジャースとスポンサー契約を締結したことは、日本のみならず、米国のファン、消費者の間でも大きな話題になった。大谷翔平投手、山本由伸投手の加入で注目度が急上昇している中、日本でもおなじみのヤクルトはなぜドジャースと手を組んだのか。6回にわたって伝えるヤクルトのドジャースに対する思い。初回は契約に至った経緯について。今回の契約締結に携わった現地法人・アメリカヤクルト株式会社の三角豊代表取締役社長兼CEOはTHE ANSWER編集部の取材に対し、意外な事実を明かしてくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)
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北朝鮮の宿舎から消えた家電 19年前の日本滞在は超厳戒態勢、選手も「ないよ」残念がった撤去
2024.03.21サッカーの北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本―北朝鮮戦が21日に東京・国立競技場で行われる。W杯予選で日本が北朝鮮と国内で対戦するのは2011年以来、13年ぶり5回目。過去の対戦ではピッチ内の激闘だけでなく、ピッチ外でもさまざまな出来事があった。2005年2月の対戦時は受け入れる日本側も超厳戒態勢。宿舎の部屋からはある家電が姿を消したという。(THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)
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決戦1か月前に届いた北朝鮮からの「SOS」 日本協会も困惑した19年前、陽動作戦も疑われた異様ムード
2024.03.20サッカーの北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本―北朝鮮戦が21日に東京・国立競技場で行われる。W杯予選で日本が北朝鮮と国内で対戦するのは2011年以来13年ぶり5回目。過去の対戦ではピッチ内の激闘だけでなく、ピッチ外でもさまざまな出来事があった。2005年2月の対戦時は政治的緊張がある中、北朝鮮側が日本協会にまさかの“SOS”を発信して話題になった。(THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)
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FIFA制裁もちらついた北朝鮮戦の不穏ムード 20年前、奔走した日本協会の訴え「サッカーの応援を」
2024.02.28女子サッカーのパリ五輪アジア最終予選、北朝鮮との第2戦が28日、東京・国立競技場で行われる。サウジアラビア・ジッダで行われた第1戦は0-0の引き分け。第2戦に勝ったチームが五輪出場権を獲得する。20年前の2004年にも似たようなシチュエーションで行われた因縁の対決。当時は北朝鮮と政治的緊張もある中での試合だった。不穏なムードが漂う中で、日本サッカー協会は“クリーン”な戦いを推進していた。(THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)
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超秘密主義、女子サッカー北朝鮮20年前の怪行動 居留守&かん口令で翻弄、誰も知らないバスの行先
2024.02.27女子サッカーのパリ五輪アジア最終予選、北朝鮮との第2戦が28日、東京・国立競技場で行われる。サウジアラビア・ジッダで行われた第1戦は0-0の引き分け。第2戦に勝ったチームが五輪出場権を獲得する。20年前の2004年にも似たようなシチュエーションで行われた因縁の対決。当時の北朝鮮は物々しい雰囲気で来日し、大会期間中も秘密主義を貫いた。情報が徹底的にシャットアウトされる中、選手たちは隠密行動を連発。緊迫した中で調整が進められていた。(THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)
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負けたら終わり、因縁・北朝鮮戦で日本を救った猛チャージ 澤穂希が確かに刻んだ20年前の分水嶺
2024.02.27女子サッカーのパリ五輪アジア最終予選、北朝鮮との第2戦が28日、東京・国立競技場で行われる。サウジアラビア・ジッダで行われた第1戦を0-0は引き分け。第2戦に勝ったチームが五輪出場権を獲得する。20年前の2004年にも似たようなシチュエーションで行われた因縁の対決。「クイーン」と呼ばれた大黒柱が緊急事態の中で見せた“魂のチャージ”は、今でも日本女子サッカーの分水嶺となったプレーとして語り継がれている。(THE ANSWER編集部=瀬谷宏)
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月給5万円、チェコのプロ野球選手になった田久保賢植 覆された“野球後進国”の印象
2023.03.11野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開幕。侍ジャパンに大谷翔平投手(エンゼルス)ら豪華メンバーが集結し、日本は大いに盛り上がっている。一方で、世界の野球に目を向ければ、2024年パリ五輪は競技から除外。予選の出場国は、209か国だったカタール・ワールドカップ(W杯)に対し、WBCは28か国に留まるなど、競技の普及・振興、国際化における課題も少なくない。
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Jリーグ得点王佐藤寿人、高知の高校生に語った海外移籍話の葛藤「本当の喜びを感じられるか」
2022.11.05J1サンフレッチェ広島時代に3度のリーグ優勝と得点王&MVPを獲得し、日本代表FWとしても活躍した佐藤寿人さんが現役高校生たちと触れ合った。10月13日、高知・高知中学高等学校を訪問し、今冬の全国高校サッカー選手権出場を目指すサッカー部を直接指導。歴代最多の220得点(J1、J2合計)をマークしたゴールへのこだわりが詰まった練習メニューで、高校生たちに「自分を信じる力」の重要性を説いた。「サッカーは一人ではできない。個人にフォーカスしていきながら、多くの人と多くのことを積み上げていくことを大事にしてサッカーに向き合っていってほしいと思います」と高知中学高等学校と全国の高校生にエールを送った。