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ドジャースから「広告を出しませんか」 実は大谷入団前から勧誘も…米ヤクルト社長が明かす契約秘話

乳酸菌飲料などを手がける大手メーカー「ヤクルト」が今季から米大リーグ・ドジャースとスポンサー契約を締結したことは、日本のみならず、米国のファン、消費者の間でも大きな話題になった。大谷翔平投手、山本由伸投手の加入で注目度が急上昇している中、日本でもおなじみのヤクルトはなぜドジャースと手を組んだのか。6回にわたって伝えるヤクルトのドジャースに対する思い。初回は契約に至った経緯について。今回の契約締結に携わった現地法人・アメリカヤクルト株式会社の三角豊代表取締役社長兼CEOはTHE ANSWER編集部の取材に対し、意外な事実を明かしてくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

今季からドジャースとスポンサー契約

 乳酸菌飲料などを手がける大手メーカー「ヤクルト」が今季から米大リーグ・ドジャースとスポンサー契約を締結したことは、日本のみならず、米国のファン、消費者の間でも大きな話題になった。大谷翔平投手、山本由伸投手の加入で注目度が急上昇している中、日本でもおなじみのヤクルトはなぜドジャースと手を組んだのか。6回にわたって伝えるヤクルトのドジャースに対する思い。初回は契約に至った経緯について。今回の契約締結に携わった現地法人・アメリカヤクルト株式会社の三角豊代表取締役社長兼CEOはTHE ANSWER編集部の取材に対し、意外な事実を明かしてくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・瀬谷 宏)

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 現地5月16日、ドジャースはヤクルトと複数年のパートナーシップ契約を結んだことを発表した。大谷、山本の加入で日系企業が続々と参入する中、飲料、食品系の企業としては初の契約。米メディアはこぞって“大谷効果”などと書き立てた。ヤクルトといえば日本の野球ファンにとってスワローズの印象が強く、野球への理解が深い企業として認知されているだけに、ドジャースとの“タッグ”に対するインパクトは大きかった。

 今回の経緯について三角社長は「ご存じの通り、もともと私どもはエンゼルスと契約していて、それは大谷選手が来る前からの契約でした。会社があるオレンジカウンティの球団としてエンゼルスを応援していましたが、一方でドジャースからも数年前から『広告を出しませんか』とお話はいただいておりました」と以前からドジャースからの誘いがあったことに言及。「その中で費用対効果などを考え、しばらくはエンゼルスだけと契約という形をとっていました」とエンゼルスとの契約を優先していたという。

 それでも、南カリフォルニア地域でのドジャース人気は三角社長も感じていた。「社員と話をしていても半分以上がドジャースのファン。そういうことをみても、後々にはドジャースのスポンサーもやりたいと、実はずっと思っていました」。そうした中で、大谷のドジャース入団が決定。「大谷選手が来ることになったというのも、今回の契約の後押しになったのかもしれません」と“時計の針”が動き出したことに触れた。

 大谷に加えて山本もドジャース入りし、続々と日系企業がスポンサーとして参入。ヤクルトは「9番目の日系企業スポンサー」といった報道も見られた。ただ、この“時系列”について三角社長は苦笑いしながら、こう話す。

「契約の発表というのはドジャースに完全に任せていて“○番目”ということについては特に理由があるわけでもありません。実は昨年の暮れからドジャースとは話をしていまして、今年初めにはほぼ契約が決まっていました。ニュースリリースの原稿を出したのも3月で、あとはドジャースが一気に出さずに順番に出していっただけ、といった感じです」

 世界有数のプロバイオティクス飲料とされるヤクルトは、1935年に日本で誕生。アメリカヤクルトは1990年に設立され、2014年に米国初の製造拠点をカリフォルニアに建設した。そうして歴史も踏まえ「売り上げもこの地域のものがメインになっていますし、地元の球団であるエンゼルスとドジャースのスポンサーをやりたいという思いはありました」(三角社長)。それまでおぼろげだったドジャースとのスポンサー契約が、はっきり現実のものとなってきた瞬間だった。

(THE ANSWER編集部・瀬谷 宏 / Hiroshi Seya)

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