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急成長の背景には平井コーチの褒め言葉 リレー白井璃緒「引っ張っていく存在で」

五輪を超える規模で2年に1度行われる水泳の“世界一決定戦”、世界水泳(テレビ朝日系で独占中継)が7月12日に開幕する。なかでも、注目を集めるのは競泳だ。金メダルを獲得すれば、1年後の東京五輪出場が内定する今大会。「THE ANSWER」は競泳開幕の30日前からカウントダウン連載を行い、出場25選手のインタビューに加え、特別企画を織り交ぜながら大会を盛り上げる。

この1年間で大きな成長を遂げている白井璃緒【写真:Getty Images】
この1年間で大きな成長を遂げている白井璃緒【写真:Getty Images】

「世界水泳カウントダウン連載」競泳開幕まであと20日―女子400m&800mリレーの白井璃緒

 五輪を超える規模で2年に1度行われる水泳の“世界一決定戦”、世界水泳(テレビ朝日系で独占中継)が7月12日に開幕する。なかでも、注目を集めるのは競泳だ。金メダルを獲得すれば、1年後の東京五輪出場が内定する今大会。「THE ANSWER」は競泳開幕の30日前からカウントダウン連載を行い、出場25選手のインタビューに加え、特別企画を織り交ぜながら大会を盛り上げる。開幕まであと20日の第11回は、女子400メートルリレー、女子800メートルリレーの白井璃緒(東洋大)が登場する。水泳歴18年目で「今が一番楽しいです」と笑顔を広げる白井が、この1年間で大きく成長する原動力となったのは――。



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 ◇ ◇ ◇

 全身から溢れるポジティブオーラは、清々しさすら覚えるほどだ。「今は前より楽しく練習できている。水泳が楽しいです」。そう言うと、白井は本当にうれしそうに目を細めながら笑った。

 6人兄妹の末っ子で2歳から水泳を始めた。兄姉全員が全国レベルで戦ったスイマーという水泳一家に育ち、小学生の頃から全国で名を轟かせた。さらなる成長を求め、2018年に進学したのが、トビウオジャパンを率いる名将・平井伯昌コーチが指導する東洋大学だ。萩野公介、大橋悠依ら世界のトップを争う選手とともに練習し、刺激を受ける日々。東京五輪への意識が高まる中で臨んだ、昨年のパンパシフィック水泳選手権やアジア競技大会で大きな気付きもあった。

「ベテラン選手はコンスタントにタイムを出していて、環境が変わっても自分のペースを崩さない。そういうのがスゴイなと思って。9月から新シーズンに変わって、個人で派遣標準記録を切りたかったですし、人からスゴイと思われるような選手になりたいと思っていたので、そこを意識しました」

 今年4月の日本選手権では、200メートル自由形と200メートル背泳ぎで2冠を達成。6月のジャパンオープンでも同じ2種目で優勝を果たし、2位となった100メートル自由形も合わせ、3種目で自己ベストを更新してみせた。惜しくも個人種目では派遣標準記録に届かなかったが、この1年間で見せた急成長には誰もが目を見張る。中学生の頃から切磋琢磨を続ける盟友、400メートルメドレーリレー代表の酒井夏海は「大学に入ってから『えっ、変わったな』と思うことが多くて。水泳を楽しんでいるのが、こっちにも伝わってくる」と変化を感じ取っていた。

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