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着飾る女性アスリートが目立った世界陸上 日本に少ない「見た目は別次元の自信をくれる」価値観

ド派手な髪色も話題になったシェリーアン・フレイザープライス(ジャマイカ)【写真:ロイター】
ド派手な髪色も話題になったシェリーアン・フレイザープライス(ジャマイカ)【写真:ロイター】

日本にある「お洒落するなら練習を」の価値観

 少し古いかもしれないが、日本では「そんなことをする暇があるなら練習しろ」という価値観が根強い。中にはSNSのダイレクトメッセージまで使い、見ず知らずの人から“説教”される選手もいると聞く。日本では結果を出せば許されるという風潮もある中、文化的背景もあり、日本と海外のどちらかが100%の「善」、もう片方が「悪」というわけではないだろう。

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 近年では高校球児の強制的な丸刈りも減ってきた。米国の学生アスリートも身なりを制限されることはあるのか。ウィリアムズさんは「無制限ね。頭を丸刈りにして来ようが誰も気にしません。制限なんてなしです」と強調。先生から怒られるなんてことも「私が知る限りではありません。制限なく、何だってできますよ」と、お洒落が“当たり前”の価値観を明かした。

 お洒落が制限される日本の価値観を踏まえたうえで、「フェアじゃないと思う。みんな自分の好きなように自分を表現することが許されるべきだと思います」と持論を述べた。自己表現にこそ価値がある。感情を自由に出すことも然り、だ。

「勝った時は、これまで注ぎ込んできた全ての努力、全ての感情が顔に出てくるもの。私の意見では、陸上は最も難しいスポーツの一つだと思うんです。そこで成功できたら、自分を表現できて然るべきだと思います。私の意見にすぎませんけどね」

 世界各国からアスリートが集まる世界陸上。多種多様な価値観を垣間見れるのも、世界大会ならではだった。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)


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