夏までにくびれを作りたい人に提案 効果が実感しにくい「わき腹」の筋トレ3種目
「たった一つのトレーニング」でわき腹は引き締められない
さて、多くの人から「たくさんはできないので、一つだけでわき腹を引き締められる方法を教えてください!」と聞かれます。しかし、残念ながら「これさえ続ければわき腹がぐんぐん引き締まりますよ」という、「たった一つのトレーニング」など、存在しません。
「わき腹を引き締めたい」「6パックを目指したい」という方は、腹部の主な筋肉……腹直筋、内・外腹斜筋、腹横筋を「腹筋群」と一括りで考え、バランスよく鍛えることが必要です。これを、「筋肉の全面性の原則」と言います。
逆に、一部の筋肉だけを集中的に鍛えるような偏ったトレーニングメニューは、ボディバランスの崩れやケガの原因になります。ですから、腹筋群を網羅できるよう、複数の種目を組み合わせてトレーニングを続けましょう。
筋トレは、始めてからだいたい3か月後から効果を実感できます。今から始まれば、夏に間に合いますよ!
それから、お腹痩せしたいという方にいつも伝えていますが、腹筋運動だけではエネルギー消費量が少ないため、お腹周りについた脂肪までは落とせません。内臓脂肪や皮下脂肪を落とすためには、下半身の筋肉量を上げて代謝を上げる、有酸素運動を組み合わせてエネルギーを消費する、食生活を意識することが大切です。
内臓脂肪や皮下脂肪が落ちてくると、鍛えていたお腹の筋肉が浮き上がってきたり、くびれてきたりします。明らかに見た目が変化するので、トレーニングのモチベーションも間違いなくアップしますよ。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)