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実は30代でも起こる「四十肩」とその原因 悪化を予防できる危険サインとストレッチ3種

忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画『まずはコレ、やってみて!』」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回のテーマは「四十肩」。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「四十肩予防のストレッチ」を紹介しています。

今回のテーマは「四十肩」【写真:写真AC】
今回のテーマは「四十肩」【写真:写真AC】

「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」

 忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画『まずはコレ、やってみて!』」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回のテーマは「四十肩」。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「四十肩予防のストレッチ」を紹介しています。

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 肩周辺の強い痛みにより、腕を上げられない、後ろに回せないなどのトラブルを招く「四十肩」。症状が現れる世代により「五十肩」とも言われますが、その名の通り40代~50代に現れやすい大人の不調の一つ。なかには仕事はもとより日常生活に支障をきたすほど、深刻な痛みに悩む人もいます。

 四十肩の要因はいろいろありますが、肩周りの筋肉や腱の柔軟性が失われることが挙げられます。

 肩関節は、鎖骨と肩甲骨、そして上腕骨と3方向からの骨によって形成される関節です。複雑な構造のため、三角筋をはじめ、多くの筋肉によって安定性が保たれています。しかし、運動不足や生活習慣により、肩周りの動きが少なくなると、周囲の筋肉や腱組織が、ジワジワと弱く、硬くなり「化石化」。すると、肩関節を無理に動かすと筋肉や腱、肩関節を包む関節包(膜)などが炎症を起こし、強い痛みが現れるのです。

 特に重要なのは「肩の回旋運動」。その名の通り、肩を回す動きですが、例えば蛇口のハンドルをひねる、ドアノブを回すといった動きが代表的です。ところが今は、蛇口はレバー式や手をかざすだけのスタイルが主流ですし、自動ドアも当たりの世の中に。日常生活で回旋動作を行う機会がどんどん奪われ、肩周りの柔軟性が低下しやすい要因になっています。

 ちなみに「四十肩」と呼ばれるのは、40代に症状が出始める人が多いため。肩周辺の活動量が減り、肩周りの筋肉や組織が硬くなれば30代でも起こります。ですから、「最近、肩がスムーズに上がらない気がする」「後ろに腕を回すとピリッとした痛みが走る」といった症状が出始めたら要注意。違和感に気づいたら早めに対処すると悪化を予防できます。

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長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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