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シュワちゃんは「最強です」 “賢い努力”で時代の先にいた「アーノルド」という神

ボディビルをやればやるほど追いつけないと痛感させられるアーノルド

 今、当時のアーノルドを「ちょっと足が細いよね」と評するビルダーの方もいます。確かに、当時のアーノルドが今の大会に出て、今の傾向で審査されたら負けると思います。でも、バランスは素晴らしくいいし、間違いなく「カッコいい」。そう考えると、「異様と感じるまでにデカい筋肉はいらないんじゃないか?」とも思います。もしかしたら、当時のアーノルドが出場したら、審査員の目が覚めて、優勝してしまうかもしれません(笑)。

 確かにアーノルドは、ボディビルダーとして成功するあらゆる肉体的な才能を有し、「なるべくしてなったレジェンド」です。しかし、同時に「パンピングアイアン」や本などで彼のことを知るほど、大変な、そしてアーノルドの言葉でいう“賢い努力”(正しい方策、というニュアンスでしょうか)をし、凄まじい情熱を持って、自分の道を切り開いてきた結果なのだと感じます。

 私はアーノルドに憧れ、彼のようになりたくて筋トレを始めました。しかし、ボディビルをやればやるほど彼のすごさを知り、絶対に追いつけないと痛感。今では「私には私の幸せがあるかな」と思い(笑)、自分にしか作れない肉体(自分なりの肉体美)と、自分にしかできない生き方を追求しています。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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