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30~40代に増えている膝痛 「ちょっとした違和感」が“膝老化”の始まりかも?

筋肉量は20代をピークに年々減少、痛みを自覚した瞬間が生活習慣を変えるチャンス

 膝関節を壊す要因は2つ。ねじれと上下から受ける強いインパクトです。その点、スクワットは、膝を曲げ伸ばしするだけなので、ケガのリスクが非常に少ない。これがランジになると、膝がねじれやすくなります。また、ランニングはいわばジャンプの繰り返し動作なので、痛みが強いときはムリをして走らないのが賢明です。

 筋肉量は20代をピークに年々、減少します。膝の「ちょっとした違和感」「ちょっとした痛み」は筋力、柔軟性低下のサイン。日頃から運動不足や筋肉不足を感じていたら、痛みを自覚した瞬間が、生活習慣を変えるチャンスですよ。

 ※過去に靭帯損傷や骨折をした経験のある方、すでに曲げ伸ばしができないほど痛い、ジッとしているだけ、寝ているだけでも痛い人は自己判断で対処するのは危険です。まずは病院で検査しましょう。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

フィジカルトレーナー、(株)スポーツモチベーション 会員制パーソナルスポーツクラブ『CLUB100』最高技術責任者、PTI 認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー、米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。フィジカルを強化することで競技力向上や怪我予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。オリンピアンを始め、多くのアスリートから絶大な支持を得る。2014 年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経 BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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