「炭水化物は太る」と恐れ過ぎてませんか? 体を絞る人の“失敗しない”付き合い方
コンビニにそろう食品で選ぶ、おすすめランチメニューは?
パスタやパンはなるべく避けたいところですが、パスタを選ぶのであれば脂質量が特に多いクリームソース系などは選ばず、和風系にします。パンは原材料にバターを使っているので、さらにバターを塗ったり、ジャムを塗ったりしない。ちなみにパンを食べながら体を絞っている人は、あまり見たことがありません。私も食べませんが、恐らく、結果が出にくい食べ物なのだと思われます。
そして同じ炭水化物でも、食物繊維を多く含むものを選ぶと太りにくい。また腸の状態も良くなり、便通も促進されて絞りやすくなります。コンビニエンスストアで手に入るものだったら、玄米、もち麦、スーパー大麦などを含むおにぎりやそばがいいでしょう。定食屋では、選べるのであれば主食を白米ではなく玄米や雑穀米を選ぶ。パスタであれば、全粒粉の方が好ましいです。
コンビニエンスストアでそろう食品で、ランチメニューの一例を。玄米・雑穀のおにぎり2個とサラダチキンにすれば体はどんどん絞れていって、仕上がりも早いでしょう。ただし脂質が少なすぎるので、他の食事で脂質を摂取してバランスをとる必要があります。そこで、サラダチキンよりも脂質は多いですが、鯖缶も悪くありません。良質な脂質が摂取できて脂質不足に陥らずに済みますし、絞れるスピードは前者より遅くはなりますが、十分に絞れていい感じに仕上がる人もいます。(体格や運動量にもよります)
日本の、世界の食卓から炭水化物をなくすことは非常に難しい。ですから、炭水化物への恐怖感を取り除き、「恐れずに食べる」道を見つけてください。精神的なストレスこそ、長続きしなかったり、反動による「キレ喰い(暴飲暴食)」を招いたりという、失敗の元になるのです。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)