座りっぱなしデスクワーカーが取るべき仕事中の行動「たったこれだけでも血流よくなる」
デスクワーカーのコンディショニングにピッタリの5種類のストレッチを厳選
そこで、今回は、デスクワーカーのコンディショニングにピッタリの5種類のストレッチを厳選。しかも、デスク周りで簡単に効果的に出来るものをお伝えしましょう。
もっとも動かしてほしい下半身は、ももの裏(ハムストリングス)と股関節(腸腰筋)、そして臀部(大殿筋)をストレッチします。長時間イスに座り続けると、股関節は曲げたまま、ももの裏と臀部は座面に長時間圧迫され続けるために、血流が滞ります。この3カ所をストレッチすると効率よく血液やリンパ液が巡り、腰の痛みまでやわらぎます。
特に詰まりやすい股関節は、深層部の筋肉・腸腰筋をしっかり伸ばしていきます。腸腰筋は細かく言うと、腸骨筋と大腰筋という二つがセットになった筋肉です。脚を真っすぐ後ろに伸ばすだけではだけでなく、腕を上げて上体をひねることが、二つの筋肉をしっかり伸ばしきるポイントです。
上体は腰よりやや上にある広背筋と、胸の筋肉、大胸筋を伸ばします。いずれも座りっぱなしの姿勢が続くと、大きい筋肉にも関わらず長時間動かさないので、血行不良が著しく現れます。胸のストレッチでは、胸郭を大きく開くことで、酸素を体にしっかり取り込みますが、血流を促すだけでなくリラックス効果もあり、ストレスの緩和にも◎。頭もクリアになり、仕事がはかどりますよ!
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)