[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

座りっぱなしデスクワーカーが取るべき仕事中の行動「たったこれだけでも血流よくなる」

仕事中の行動、一番のオススメは「イスから立ち上がり歩き回ること」

 私もタイマーの設定を忘れてデスクワークを始めると、2、3時間、座りっぱなしで過ごしてしまうとはあります。最近はパソコンの画面に「打ち間違えが多くなってきます。そろそろ休憩が必要です」といったメッセージが表示されるため、ハッとすることもしばしば。そんな日は普段、体を動かしている私でも、腰や脚がだるくなったり、肩回りが張ったりしてしまいます。

「仕事の手を休めて動く」といっても、私の一番のオススメは、シンプルに「イスから立ち上がり歩き回ること」です。体はたったこれだけのことでも、血流がよくなります。

 また、実はデスクワーク中、30分に一度の割合で立ち上がり、その場歩きをしたほうが、「集中力は途切れるものの、仕事の生産性は上がり、疲労度も軽減する」というデータがあります。

 まめに体を動かすことが面倒だと感じるのは、最初だけです。まずはタイマーを30分ごとに設定する。時間になったら立ち上がり、デスク周りを歩いたり、トイレに立ったり、水分を取りに行ったりをしてみてください。そう時間がかからずに、「仕事の合間にちょっと動く」ことがルーティンになると思います。

 もうちょっと動きたいなという気持ちになったら、ストレッチも加えてみてください。体を伸ばすことによる気持ちよさや爽快感で、体も頭もスッキリしたり、肩や背中、腰の痛みやコリが楽になったりと、よりよいコンディションで仕事に取り組めます。

1 2 3 4

中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集