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肉体改造の「3日坊主」を卒業する方法 本気で変わるなら「パブロフの犬」になれ

重要なのは「ハードル設定」、そのコツは?

 では、具体的にはどう行動すればいいのか? 答えは、必ず対価を得られる状況にもっていけばよいのです。

 まず、トレーニングを始める際、実現可能な簡単なハードル(目標)を設定します。「とりあえず腹筋の横線を刻んでみよう」とか「今よりも少し大胸筋を盛ってみよう」とか、何でもいい。3日坊主の人も、そもそもは体を変えたくてトレーニングを始めているはずです。ハードルを一つひとつクリアし、体が変わると実感できれば、やらない理由がなくなります。

 パーソナルトレーナーをつけるのも一案です。不確かな知識をもって自己流の筋トレをしても、狙った変化が起こせなければ、ただツラいだけで終わります。体は正しい方法で正しくトレーニングをすれば、必ず変わります。そして、「本当に変わるんだ!」と脳が認識すれば、自然と続けるしかなくなる。そういう意味でいうと、トレーニングの専門家をつけるのは効果的。パブロフの犬に仕上げてもらいましょう(笑)。

 逆に、最初から高すぎるハードルを設定するのはNGです。

 今は世界の超トップビルダーのトレーニングも、ネット動画や専門誌で簡単に見ることができます。しかし、初心者の方はマネをしない方がいい。なぜなら、高いレベルのトレーニングに臨めるような、体の準備が整っていないからです。

 トップの選手たちはいろんなトレーニングを経て今の体を作り上げています。そして、現在進行形で何をやっているかというと、自分のなりたい体のイメージと、現実の体に間に存在するわずかな「差」を埋めるために、ものすごく特殊なトレーニングを行っているのです。

 例えば、私たちは「二の腕を鍛えよう」ではなく「上腕二頭筋のピーク(立ち上がり)をより鋭角にしよう」などとより具体的に目的を決め、わずか10cm四方の筋肉を鍛えるために、30分の時間をかけてトレーニングをします。下手したら1時間でもやるし、進化するとわかれば2時間でもやります。しかし、これらのトレーニングはそもそも初心者には狙いが局所的すぎるため、ハードな割にはわかりやすい効果を得られません。

 トップの選手たちは、「わずかな隙間」が埋まれば、めちゃめちゃハードなトレーニングであっても達成感を得ます。なぜなら、「最強のパブロフの犬」に仕上がっているからです。でも、初心者には結果が得られず苦しいだけ。結局、「オレにはムリだ……」とか「もうあんなツラい思いはしたくない……」と心が折れるだけです。

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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