ラグビー日本が心を整える日々「選手同士で繋がって不安を取る」 代表初出場・福田健太の調整法
重要なメンタル調整「どうしても人間なので、重圧を気にしてしまうけど…」
最終戦で勝った方が8強に進むが、引き分けなら日本が敗退。2007年大会で3位に入り、15年も4位だった南米の雄の撃破が条件となった。流はこの日も公開された練習内では姿なし。福田は再び出番が回ってくる可能性もある。
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「ジャパンラグビー、僕たちがどういうラグビーをやりたいかを追求して、チームとして成熟してきている結果がテンポの速さに繋がっている。それは試合前を見ていて感じます」と精度が上がってきた攻撃を分析。さらに防御から攻撃への流れの大切さを強調した。
「特にアルゼンチンは体が大きいので、ディフェンスは2人でしっかりと勢いを止めるのが鍵。日本の持ち味は、スピードでどんどんアタックしていくこと。アタックの機会を得るために、ディフェンスのコリジョン、接点、フィジカルが凄く鍵になってくると思う。1週間かけて今までと変わらない準備をして、いい結果を出せれば」
豊富な運動量と走力、判断力が持ち味。パスではなく自らボールを持ち出し、強気に密集サイドを突破するプレーも魅力だ。明大時代は主将を務め、22年ぶりの大学日本一に導く活躍。昨季リーグワンでは全16試合に出場し、10試合で先発するなどタフさも売りにしている。そんな26歳はメンバーとともに過ごし、ともに成長することで心を整えている。
「やっぱりどうしても人間なので(重圧を)気にしてしまうこともあると思う。だけど僕たちは今、6月から合宿を積んできた33人のメンバーと、スタッフの絆が凄く大きなものになっている。不安があっても周りの選手と繋がりながら1週間いい準備ができれば、不安もどんどん取れて、試合でいい刺激をみんなが持っている状態。みんなで繋がりを強固なものにしていきたい」
グラウンドに立てばキャップ数は関係ない。全てを出し尽くすだけだ。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)