TL熊谷最多2万138人で大渋滞 ホンダは300m徒歩、到着20分遅れも具智元「嬉しいこと」
ラグビーのトップリーグ(TL)第5節は15日、キヤノン―ホンダ戦が埼玉・熊谷ラグビー場で行われ、ホンダが39-24で連敗を3でストップさせた。昨秋のワールドカップ(W杯)日本代表では、ホンダはPR具智元、FBレメキロマノラヴァ、キヤノンはSO田村優が先発。トップリーグでは熊谷ラグビー場最多の2万138人のファンで満員となったが、ホンダは大渋滞で到着が遅れた中での勝利だった。
会場まで大渋滞、ホンダはバスを降りて徒歩も具智元「車内はいい緊張感だった」
ラグビーのトップリーグ(TL)第5節は15日、キヤノン―ホンダ戦が埼玉・熊谷ラグビー場で行われ、ホンダが39-24で連敗を3でストップさせた。昨秋のワールドカップ(W杯)日本代表では、ホンダはPR具智元、FBレメキロマノラヴァ、キヤノンはSO田村優が先発。トップリーグでは熊谷ラグビー場最多の2万138人のファンで満員となったが、ホンダは大渋滞で到着が遅れた中での勝利だった。
ホンダは前半3分、敵陣残り約20メートルでハイパントから転がったルーズボールを拾ったWTB尾又寛汰が、そのままインゴールまで運んで先制トライを決めた。前半3トライで21-3として後半へ。一時は24-17と1トライ1ゴール差まで詰め寄られたが、20分にFLポール・スクーマンのトライなど2トライで突き放し、終わってみれば39-24と快勝した。開幕からの4戦は1勝3敗だったが、空き週を経て躍動。体を張って奮闘した具智元は、試合をこう振り返った。
「前半は凄くいい感じで後半はちょっと追いつかれそうだったけど、最後に勝ち切ってよかった。トライを獲られた時にリーダーを中心に集中して話をしていた。不安にはなったけど、しっかりみんなで話をして集中した。先週は試合がなくてみんなゆっくりしながら練習していたけど、自分はスクラムだったり、フィットネスだったりしていた。疲れもとれてみんな前半からいい感じだった」
第2試合では全勝対決のパナソニック―東芝戦もあり、会場は満員に。熊谷駅ではバス、タクシー乗り場に長蛇の列ができ、チームも大渋滞に見舞われた。ホテルから15分ほど到着するはずが、会場に近づくにつれてバスが進まない。結局、途中でバスを降りて会場まで300メートルをほど歩くはめになり、出発から40分近くかかった。予定より20分遅れたハプニングについて、具智元は車内の様子を含めて明かした。
「40分くらいかかって、ここ(会場)の手前で凄く混んでいた。(会場で)ちょっとゆっくりする時間がなくなっただけで、そんなに焦りはなかったです。(車内では)試合前で騒いだりはしていなかったけど、いい緊張感でした。『ここで降りて歩こう』となっても怒る人は一人もいなかったですね。大渋滞で見に来てくれる人が多くて、それもいいことですよね。嬉しいことですね」