カタールW杯、日本はクロアチアに敗戦

　サッカーのカタール・ワールドカップ（W杯）は5日（日本時間6日）、決勝トーナメント1回戦で日本がクロアチアと対戦。1-1で延長戦でも決着がつかず、PK戦の末1-3で敗れた。日本の先制点を決めたのはFW前田大然。献身的な走りでもチームに貢献したが、元イングランド代表の2人が前田を称賛。「本当に厄介だ」などと評したと英メディアが伝えている。

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　史上初のW杯8強入りを逃した日本だが、予選でドイツ、スペインを破る大金星で驚かせた。前田は今大会、最前線で相手を追い回し、献身的なプレーで貢献。クロアチア戦では前半43分に見事先制ゴールをマークした。

　スコットランド1部セルティックでも活躍する前田だが、英紙「デイリーエクスプレス」は「イングランドのヒーローたちがしゃべりまくった日本のスター、セルティックのダイゼン・マエダは称賛に値する」との見出しで記事を掲載。スコットランドでお馴染みの選手となった前田について、元イングランド代表の2人が「マエダのファンクラブに加入した」と伝えられている。

　前田を称えているのはマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元DFのリオ・ファーディナンド氏と、代表主将も務めた元FWのアラン・シアラー氏。「この2人のBBCの解説者はワールドカップで旋風を巻き起こした日本のFWに非常に感銘を受けた」「元マンチェスターユナイテッドでイングランドのレジェンドであるファーディナンドは前半戦のマエダのパフォーマンスに驚き、彼を相手にするのは『厄介だ』と評して称賛を送った」などと伝えらえれている。

　ファーディナンド氏は「彼は本当に活動的だ。代表ではわずか2ゴール目だったと思うが、まるで取り付かれているかのようだった。彼を相手にプレーしたくない。常に走り回って、難しくする。ボールがあってもなくても本当に厄介だ」と走りっぷりを評し、「彼はチームの他の選手の触媒になっている。彼の動きはファンタスティックでなかには最高峰の動きもあった。彼について好きなのは常に動いているということだ。センターバックの後ろを漂っている」とも語っている。

　またシアラー氏も「彼を相手にプレーするのは悪夢に違いない。彼は全てを追いかけまわす」と、前田のプレーに目を奪われたようだ。