村田諒太に挑戦バトラー、“秘密主義”徹底 調整場所すら答えず「プライベートだ」
試合前2週間でスパーなしの調整か、リップサービスもなく「戦略は言えない」
通常は試合1週間から10日ほど前に来日する選手が多い中、バトラーは試合15日前の8日に到着。来日時はパートナーも呼んでスパーリングをすると明かしていたが「計画を変更した。パートナーは連れてきていないけど、日本でも必要なトレーニングができている」と強調した。本当なら試合前の半月ほどスパーをやらない珍しい調整となる。
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バトラーは28勝24KO1敗1分け。弾丸のように次々とパンチを繰り出すことから「Bang Bang(バンバン)」と呼ばれ、KO率80%を誇る。「ムラタはとても強いボクサー。互いにスタイルが似通っているので、いいところを出せるかどうかだと思う。爆発力のある試合を見せたい。今は戦略は言えないが、それはリングの上でわかることだ。楽しみにしていてほしい」と不敵に笑った。
本心とは限らないが、報道陣に向けて試合展開や調整について語るのが通例。それすらもしなかった挑戦者は、練習でもシャドー、ミット打ち、サンドバックを軽めに打っただけで終えた。村田陣営が普段から使っているタイマーを貸し出そうとしても、自分たちのスマホで計測する徹底ぶりだった。約20分の調整を終え、シャワーも浴びずにジムを後に。「アリガトウゴザイマース!」と日本語で礼を言って立ち去った。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)