宇野昌磨「やっぱり僕は試合が好き」 胸高鳴る、待ち切れない19歳の思い
「やっと楽かな」は充実したオフの裏返し「やっぱり僕は試合というものが好き」
「種類が多いと、まずそのジャンプのウォーミングアップから入って、それからジャンプに……という感じでやっていくので、
すごく、練習時間が取られる。(試合前の練習は)6分間しかないし、試合の時もどうしていくか、たぶん1回つっかかったら、もう全部できないと思うので、今後の課題かなと思いました」
宇野にとって初の五輪出場がかかるシーズン。開幕とともに緊張感が高まるのかと思いきや……。「久々の試合だけど、シーズンオフにすごくバタバタしていて、なんかシーズンオフって感じがしなかったし、初戦って感じがあんまりしない。ちょっと間隔空いたなって感じです」。裏を返せば、充実の期間を過ごしたということだろう。
「やっと楽かなって。シーズンオフの方が忙しかった。ちょっと、今から楽になるなって思ってます、勝手に」
独特の表現で待ち切れない思いを明かした宇野。練習中にはリラックスした表情も見られた。「やっぱり僕は試合というものが好き。試合期間も、試合に向けて頑張る時間もすごく好きなので、すごく楽しく、充実した練習もできましたし、すごく楽しい練習ができたかなと思います」と胸を高鳴らし、今シーズンの第一歩を踏み出す。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer