井上尚弥は「完璧主義者」 初歩的ミスも…米デビューで示した“モンスターの哲学”
2回で起きたミス…終了の合図を勘違い「目を疑うような初歩的ミスを犯した」
2回。終了を知らせる10秒前の合図を勘違いして、相手に背を向けて下がろうとしてしまった。「目を疑うような初歩的なミスを犯した」と記事では言及されているが、素直に反省の弁を述べていたという。
「僕は一心不乱になっていた。実際は、一心不乱になりすぎていた。それがああいう無駄な動きを生んでいた部分がある。それは認めないといけない」
完勝の中でこういったシーンがあったことも、井上を満足させない要因となったのだろう。
しかし、勝ちながら、反省を積み重ねることができるのは王者たるゆえん。海外メディアも「完璧主義者」と認めるモンスターの哲学がある限り、井上尚弥がリングに沈む姿は到底、想像できない。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer