“センター八村塁”を指揮官が評価 窮地のチームで求めるのは「想定外の想定」
ブルックスHCはこの経験から「想定外を想定すること」の重要性を指摘
5日木曜日には、2度のオールスター出場経験を持つリーグ屈指のセンター、ジョエル・エンビードを擁する76ersと対戦するウィザーズ。アル・ホーフォードやベン・シモンズなどサイズのある選手が多いため、フィジカル勝負では苦戦すること間違いない。
これからもチーム状況によってはセンターを務める時間が増える可能性のある。センターでのプレーから八村に何を学んでほしいかとの質問に対し、ブルックスHCは「想定外を想定すること」とし、現在のようにセンター全員が怪我で欠場するといった予測困難な事態にも対応できる柔軟性の大切さを指摘。そして、違ったタイプの選手を相手にする今日のような経験によって成長できるとも話した。
「彼はすでに20試合くらいプレーし、様々なタイプの選手を相手にディフェンスしなければいけないことを、ルイはもう理解したと思う。センターではパワフルな選手、『4番』ではリム周りでスコアできる選手や、3Pを決められる選手、ハイブリットな選手、カワイ(・レナード)のように比較的小さい選手など、いろいろだ。彼はそういった選手たちを相手にディフェンスしなければいけないが、長期的にみて、それが彼を素晴らしい選手にするんだ。そこから価値のある経験を得られるからね」
ルーキーながら2試合連続で38分以上プレーし、様々な役割を任される八村。すでにチームに欠かせない選手であることは間違いない。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)